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福壽橋/ツートンの鋼鉄トラスが美しい江東区指定の重要建造物(江東区-大横川)

福壽橋のツートントラス ブリッジ
ブリッジ

都立木場公園のすぐ東側、江東区西部を南北に貫く大横川(旧亥の堀)にかかる福壽橋(ふくじゅばし)。江東区指定の都市景観重要建造物に選ばれていることからもわかる通り、歴史あり見た目良しのアイコニックな名橋です。トラスを補強する鋼鉄の部品と橋の構造材とはツートンに色分けされいて、この他にはないカラーリングも面白いです。

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福壽橋からの風景

福壽橋北側の眺め
福壽橋上から北側を望む

遠くにスカイツリーが見えます。すばらしい大横川、亥の堀の眺めです。これぞ江東区。両河岸の樹木は桜、こんもり青々の季節もよいですが、春も待ち遠しですね。

隣に見えるのは、三国橋(さんごくばし)です。よい橋ではありますが、福壽橋にはかないませんね。

福壽橋上からみた南側風景
福壽橋上から南側を望む

こちらが南側。隣に見えるのは大栄橋(だいえいばし)ですが、その先は大横川と仙台堀川の交差点になっていて水門などがある関係上、北側ほどのヌケ感はありません。両河岸の桜はこちらも見事なのですが、やはりよりすばらしい風景は北向きですね。

福壽橋がある風景

北側河岸からみた福壽橋
北側河岸からみた福壽橋

すばらしい眺めです。やはりこのような中の下サイズの鋼鉄トラス橋は、ちょっとだけ離れたところから見るのが最高です。しかも目の前には桜枝葉のカーテン。春を想像しただけでヨダレが落ちそうです。

なによりすばらしいのがこの質実剛健ななかにも優美さを備えたトラス構造です。
近くで見ると”頑丈さ”のための構造だとはわかるのですが、この福壽橋はクリーム色と鈍い鶯色のツートンカラーも相まって、装飾的な雰囲気をとても強く感じます。

まるで模型かのような完璧な容姿。ゴミ一つ落ちていない橋上を見ると、地域の方々に愛されていることがわかります。

江東区指定都市景観重要建造物

2004年(平成16年)に、水辺豊かな江東区の特性を保持するために、江東区指定都市景観重要建造物に区内にある4つの橋が選出されましたが、福壽橋はそのひとつ。

建設後50年を経過しているものの中から、以下のような視点で、江東区都市景観審議会で審議された意見を踏まえ、4橋を指定されたということです。

  1. 地域の歴史的景観を特色付けていること
  2. 地域のランドマークとしての役割を果たしていること
  3. 区民となじみが深く、地域のイメージの核となっていること
  4. 外観・敷地の状況等が建設当時の状態で保存されていること

ちなみに福寿橋以外に選ばれた3橋は、萬年橋、亀久橋、東富橋。いずれ劣らぬ名橋ですね。

江東区公式サイト|都市景観重要建造物

福壽橋をとりまくあれこれ

構造のトラス自体が装飾的な雰囲気をまとっている福寿橋ですが、欄干も凝っています。これはなんの花でしょうか?

江東区の区花はサザンカですが、それとも少し違うような…

こちらは福壽橋の西詰、木場公園側にあるモニュメント。日時計のようですが、これがどのような由来でここに設置されたのかはわかりませんでした。むむ。

福寿橋付近のオススメスポット

何はともあれ木場公園、そして東京都現代美術館。逆に、近所に住んでいない限りは木場公園に遊びに来たついでくらいでしかこの福壽橋にはたどりつかないでしょう。この橋を目的に来てもよいくらい、すばらしい橋なのですが。

その他にも、木場公園脇のオススメスポットについて、紹介記事をのぞいてみてください。ワールドネイバーズカフェは、福壽橋から徒歩1分です!

おしまい

景色 4.0
容姿 
4.5
価値 
4.0

みての通り、かなりアベレージが高い福壽橋。私としては、江東区、いや東京を見渡しても屈指の橋と言えるでしょう。晴れた日に、そして春の日に大事な人と訪れたい、そんなスポットです。木場公園だけいってここに寄らずに帰るなんて本当にもったいない!

以下、おまけ写真

ほれぼれするような鋼鉄トラス

一番最近の塗装は2007年。13年たっていますが、まだまだピカピカです。

橋の中央あたりから東側の眺めです。

橋の南東側河岸からみた福壽橋

【プロフィール】
はいかいちゃん

30代後半、東京のどちらかと言えば東側で暮らしている美人姉妹の父。それなりに多忙な仕事と育児の合間を縫って、せっせと街や川辺や密林をはいかいしています。好きなモノやコトは、歩く、食べる、酒、旅、買いもの、本、写真、春秋、建物、007、自宅、妻子

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