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神田まつや|池波正太郎も通った東京の超老舗&超人気蕎麦屋(行き方、おすすめ、ほか)

神田まつや もり スポット
スポット

神田須田町にある神田まつやは、東京の“いい蕎麦屋”と言えば、必ず名前があがる創業130年を超える老舗蕎麦屋です。かの池波正太郎先生も足しげく通われたという名店を訪れたことがないというのは、東京のはいかいを趣味にしている者にとっては大いなる弱み。この度、とうとう克服したのでその詳細を報告します。もちろん赤星と菊正宗もいただきました。

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神田まつやへはどこにある?行き方(アクセス)

都営新宿線・小川町駅([A3]出口)から徒歩1分

神田まつや 外観
前面道路向かいから眺める神田まつや

神田まつやがあるのは、神田エリアのほぼ中心。御茶ノ水駅、新御茶ノ水駅、秋葉原駅、神田駅、岩本町駅など、多くの駅から徒歩圏内だが、一番の最寄は小川町駅。[A3]出口から地上でたら、目的地まではまっすぐ走って約10秒。超老舗で雰囲気がよくて美味しくて敷居も高くはない。最高じゃないですか。

ちなみに、ほぼ同時期に創業した蕎麦界の超名門・かんだやぶそばは、神田まつやから徒歩1分ほどのところにあります。やはり神田は、蕎麦屋の聖地ですね。

神田まつやで食べるべきメニュー

食べるべきメニューというか、初めて神田まつやを訪れた私がが食べたメニューです。笑

とは言え、結果としては大満足で最高の時間を過ごせたので、自信をもってオススメできる品々です。ちなみに私は妻と二人で訪問しました。

神田まつや 赤星と蕎麦味噌

まずはこちら。サッポロ赤星の大瓶(750円)と、突き出しの神田まつや名物・蕎麦味噌で喉を湿らせます。この時点でもう最高。蕎麦味噌はお酒のアテという印象が強いですが、口どけもよくすっきりとした味わいのため、ビールにもよく合います。お酒に進むまで取っておくのが大変。

神田まつや じゃこてん

そして、亭主のおすすめメニューにあった、じゃこ天じゃこ天(650円)です。ほどよく温められていて香りがひきたち、すばらしい口触。ほんのわずかにショウガをのせ、ほんのわずかにしょう油をつけていただくと、この上のない満足感で脳が満たされます。

神田まつや やきとり

そしてもちろん焼鳥(850円)!串打ちせずに、大きめサイズで焼かれた鶏。塩とタレが選べましたが、そば汁の“かえし”が味の決め手になっているというタレが、ファーストチョイスです。これは絶対に食べると決めていたので迷いはしませんでしたが、そもそも塩という選択肢があることを知らなかったので、正直に言えば少し動揺しました。笑
よくよくみると焼鳥の下にはネギがいます。このネギにすこしカラシをつけて食べるのが、美味いこと美味いこと…  鶏肉もネギも、見た目はギトギトなのですが、実はそんなに味付けも濃くありません。しっかりとした味付けながら、すいすいいくらでも食べられそうな…. これも秘伝の“かえし”のなせる業でしょうか。

この後、焼のり(500円)も頼みましたが、あわてて食べたら写真撮るの忘れました。パリッとしていて、香りがたっていて、当然ながらとてもよい海苔。ちょこっとだけしょう油をつけると、たちまち最高のアテになりました。このころには赤星は終わり、御酒(700円、常温・ぬる燗・熱燗から選べます)へと進んでいます。

神田まつや もり

ここで、もり(700円)を一枚。
もう少し蕎麦前を楽しんでもよかったですが、我々が訪れたのは12時台。まだまだランチを食べにくる方も多く、外には少し行列もできていたので、潔く蕎麦に進むことにしました。

初めて食べる神田まつやのそばは、さすがに絶品。少し濃いめのそば汁にさっとくぐらせてスピーディーにぱくぱく。二人で一枚なので、ものの数分でなくなってしまいました。これはうまい。

神田まつや たまご

そして、しばらく悩んだあげくに注文したのが、玉子とじの温かいお蕎麦(900円)。

一面にひろがるかき玉子と、ほどよい分量のほうれん草。そして、この中に蕎麦と一枚だけかまぼこが隠れていました。こちらも二人で食べる量を牽制しながら秒殺。とてもよいチョイスでした。

神田まつや

つなぎに鶏卵を使っているという新鮮な手打ち蕎麦は歯切れもよく、冷たくても温かくてもとても上品で美味しいですね。

ごちそうさまでした。

神田まつや

当店のおそばは全部手打でございまして つなぎには鶏卵を使用してございます

次回の訪問のための覚書

今回さんざん悩んで選に漏れたメニューたち。次に訪れたときには、絶対に食べよう。と言っても、次回全部食べるのは無理。すべて食べられるのは、何年がかりになるのだろうか。

  • 釜揚うどん(950円)
  • 力うどん(1050円)
  • 天南ばん(1100円)
  • 茶わんむし(1150円)
  • 鴨せいろう(1700円)
  • かき揚天丼(1100円)
  • 天種(1900円)
  • 親子煮(1100円)
  • わさびいも(700円)
  • わさびかまぼこ(700円)
  • うに(700円)
  • ゆばわさび(700円)
  • 青大豆 冷し豆腐(500円)
  • 葉わさび(400円)

ちなみに神田まつやは、インスタグラムをやっています。こちらの「ゆずきり」、12月中~下旬だけの限定メニューのようなのですが、これはまた絶対食べたい絶対美味しいやつですね…

 
 
 
 
 
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神田まつやは東京都選定歴史的建造物

神田まつや 外観

現存する神田まつやの建物は、関東大震災後の1925年(大正14年)に建築された木造2階建て。この建物は、東京都選定歴史的建造物に指定されています。選定されたのは2001年。他には、立教大学本館や伊勢丹新宿本店、代官山のヒルサイドテラス A・B棟などが登録されています。

神田まつや

池波正太郎さんが訪れていたのは、今とまったく同じ姿の神田まつやだったはず。そんなことを思うと、とても不思議な気持ちがしてきます。

神田まつや
神田まつや公式サイトからの転載

さらに、清澄庭園内にある涼亭も東京都指定歴史的建造物。そして、私が大好きな清洲橋や永代橋は2007年にこの登録が解除されています。その理由は、国指定の需要文化財に登録されたから、です。両立はできないんですねー。勉強になります。

おしまい

神田まつや

超がつく老舗にもかからず、この居心地のよさはなんなんだろう。お店のおばちゃんたちは常に忙しく動き回っているけれど、食べるのを急かすようなことはしないし、なんなら用がある時にしかその存在に気が付かない。彼女たちの働きぶりが、この老舗を名店たらしめる最重要なピースであるのかもしれません。

そんなことを思った、ほろ酔い加減の2月の昼下がり。さて、酔い覚ましに少し歩いてから、家に帰って昼寝だ昼寝だ。

店舗DATA

営業時間 11:00~20:00(土曜、祝日は~19:00)

定休日 日曜

電話番号 03-3251-1556

公式サイト http://www.kanda-matsuya.jp/

【プロフィール】
はいかいちゃん

30代後半、東京のどちらかと言えば東側で暮らしている美人姉妹の父。それなりに多忙な仕事と育児の合間を縫って、せっせと街や川辺や密林をはいかいしています。好きなモノやコトは、歩く、食べる、酒、旅、買いもの、本、写真、春秋、建物、007、自宅、妻子

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