2019年3月29日、約3年振りに東京都現代美術館(通称、MOT)がリニューアルオープンしました。人気の清澄白河エリアが、さらにまた賑やかになります。どこの駅からも少し遠いMOTへの楽しくてわかりやすい行き方と、絶対に行くべき清澄白河のオススメスポットを紹介します。
- 東京都現代美術館(MOT)までのアクセス ※オススメ
- 東京都現代美術館(MOT)までのアクセス ※変化球
- 立ち寄り-1「アーティチョークチョコレート」
- 立ち寄り-2「HOZON/ホゾン」
- 立ち寄り-3「オールプレス エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ」
- 立ち寄り-4「ワールドネイバーズカフェ清澄白河」
- 立ち寄り-5「FOLKWAYS BREWING(フォークウェイズ ブリューイング)」
- 昼ごはん-1「ナンディニ」
- 昼ごはん-2「ごはんや 今日」※お休み中
- 昼ごはん-3「実用洋食 七福(じつようようしょく しちふく)」
- 夜ごはん-1「魚三酒場 常盤店(うおさんさかば ときわてん)」
- 夜ごはん-2「酒と肴 ぼたん」
- 夜ごはん-3「清澄白河フジマル醸造所」
- ついでに観光-1「深川江戸資料館」
- ついでに観光-2「清澄庭園・清澄公園」
- ついでに観光-3「リュウロ東京清澄」
- おしまい
東京都現代美術館(MOT)までのアクセス ※オススメ
「清澄白河駅」から、歩いて約15分
まず交通手段ですが、地下鉄が便利です。東京メトロ半蔵門線と都営大江戸線の「清澄白河駅」が最寄り駅。とは言え、ここからMOTまでのんびり歩くと15分ほどかかります。ちょっと遠いなーと思いますが、だからこそ前後の時間を有意義に使って、街ごと楽しみたいですよね。
清澄白河駅に到着したら、[A3]出口から地上にあがります。すぐ右に見えるのが清澄通りと清州橋通りの交差点で、清澄白河駅と言えばこの交差点あたりのこと。今回はこの交差点の方には行かず、地上にでたら左側に進みMOTを目指します。
実は[B3]出口が一番近いのですが、大江戸線が利用できないのと、街のイメージをつかみずらくなってしまうので[A3]出口がオススメです。
右手に見えるのが清澄長屋。オシャレなお店がちょこちょこ。このT字路を左折します。
100mほど歩き、右前方に連なる清澄長屋が始まる手前のT字路を左折して、深川資料館通りへ入りましょう。ここからひたすら西にまっすぐ700mほど歩きます。ながーい道のりですが、道の両脇や一本入った路地には個性的なお店がたくさんあって、退屈することはありません。
例えば、
ベアード・ブルーイングの樽生が10種類近くそろう「ドランゴンフライビアホール」
アートや思想系はもちろん、食関連や絵本も充実した個性的な古書店「しまぶっく」
刺激的な展示が魅力のアートギャラリー「無人島プロダクション」
などなど、楽しいスポットが盛りだくさん。
三ッ目通りまでたどり着いたら、あともう少し 。
花屋(エガシラフラワー)のある交差点の横断歩道を逆側(東側)にわたり、右へ。そこから鴨南蛮が美味しい「蕎麦処 小進庵」を横目に見ながら200mほど歩くと、MOT正面入口に到着です!
本当に楽しい道中なので、あっ という間。
東京都現代美術館(MOT)までのアクセス ※変化球
都バスを使う
近くを通っているのは、[東20][業10]の2系統。土日でも日中は10分に1本くらいの間隔で運行されているので、十分に選択肢としてはアリかなと思います。[東20]の発着地は、「東京駅丸の内北口」(新丸ビルの目の前です)と「錦糸町駅」(美味しいお店がたくさん)。[業10]の発着地は、「新橋駅」と「とうきょうスカイツリー駅前」!
ほかにも「築地」「豊洲駅前」「本所吾妻橋」「日本橋」「門前仲町」など、東京のイーストエリアの気になるエリアを走る、美味しいとこ取りのイケてる系統です。笑
「木場駅」から歩く
「木場駅」は東京メトロ東西線。実はここから歩いても1.2km徒歩15分程度と距離的には「清澄白河駅」とあまり変わりません。MOTは木場公園敷地内の北の端っこにあり、南北になが〜い木場公園の南側に「木場駅」があるのです。
いろんなお店やスポットなどをのぞきながら街歩きを楽しむなら「清澄白河駅」から、緑豊かな公園の中をのんびり歩いていきたいなら「木場駅」から。お好みで。
立ち寄り-1「アーティチョークチョコレート」
MOTの北側、徒歩3分ほどのところにあるチョコレートショップです。駅から少し距離があるので、MOTのついででないと来るのが大変かもしれません。でも特別なお店なので、行く価値はあります。
オーソドックスな板カカオやボンボンショコラもありますが、ここのオススメは何と言ってもかわいい形のオリジナルチョコレート! 私は骨つき肉(チョコレートです。笑)をよく買いますが、手土産やプレゼントにすると子供も大人も大喜びです。
紹介記事です。
公式サイト
立ち寄り-2「HOZON/ホゾン」
保存食専門店(!?)。深川資料館通りから1本入った路地にできた比較的新しいお店で、新潟県佐渡島でとれた野菜や果物を使った保存食を中心に扱っています。美味しそう&オシャレな商品が揃ってるので、目移り酔いします。
奥で調理しているデリやスイーツも販売しています。おすすめは、チェリーサングリアなどの自家製シロップを使ったかき氷!
公式サイト
立ち寄り-3「オールプレス エスプレッソ 東京ロースタリー&カフェ」
清澄白河と言えば”コーヒーの街”。どこかで最低一杯はシバいていきたいですよね! こちらまではMOTから徒歩4分ほどですが、あの「ブルーボトルコーヒー」や「アライズコーヒー」もすぐ近くです。
数多くあるコーヒーショップの中からここをオススメする理由は、私の好みです。笑 もはや観光地化していたり、常連の存在が強すぎてのんびり寛げなかったりするショップがある中、ここ「オールエスプレッソ」はとてもいい塩梅。
座席数は少ないですが、ここのコーヒーを手に木場公園や清澄白河の街を歩くのは、とてもよい気持ちです。フードも丁寧に調理されていて、どれも美味しい。オープンサンドイッチはかなりハイレベルです(少し高いけど)。
公式WEBサイト
こちらはブルーボトルコーヒーの(コーヒーパフェの)紹介記事です
立ち寄り-4「ワールドネイバーズカフェ清澄白河」
木場公園東側の道沿いにある、オシャレなカフェ。
ソーシャルアパートメント「ワールドネイバーズ」に併設されていて、すぐ隣にはこれまたオシャレなコインランドリーがあります。
最近は(と言うか、森下・清澄白河近辺だけ?)コインランドリーカフェみたいなのが増えていますね。
おすすめは、暑い暑い夏の日に飲むべき、完璧なレモンサワーです。
紹介記事です。
立ち寄り-5「FOLKWAYS BREWING(フォークウェイズ ブリューイング)」
美術館帰りに超絶オススメしたい、隠れ家ビアバーです。東京都現代美術館の正面エントランスからも徒歩3分と至近です。
昼ごはん-1「ナンディニ」
とにかかく南インド料理が大好きな私が、「ここにいてくれてありがとう…」と、何度でも頭を垂れるお店。しかもMOTからは徒歩2分。
迷ったらここでいいです。東京屈指の南インドカレーが味わえます。
ミールスも美味しいけれど、わたしはビリヤニをいただくことが多いです。はじめは「!!!」となるくらい多めですが、大丈夫。食べられます。どうしても食べきれなかったら、包んでくれます(持ち帰りも OK)。なんていい店!
我が家では、ここでお弁当を買って木場公園でよく食べます。大きな木陰で食べるナンディニのカレーとビールは、最高です。
昼ごはん-2「ごはんや 今日」※お休み中
「リトルトーキョー」の1Fにあります。清澄白河の駅側にあるので、最初か最後に行きましょう。
献立はほぼ定食1種類、旬の食材を使ったバランスのよいメニューが味わえます。すべての食材に背景のストーリーが見え隠れしてますので、スタッフと話しをするとより楽しめます。
ゆったり、キレイで、雰囲気のよいスペースでランチができるお店、以外とこのあたりに少ないんです。ありがたや。ランチの営業時間が木〜日と変則的なので注意してくださいね!
公式サイト
昼ごはん-3「実用洋食 七福(じつようようしょく しちふく)」
まず名前にしびれます。かつて“実用”という言葉が食事に使われたことがあったでしょうか、私は知らない。ほとばしるストイックさと歴史。もうこれだけで行く価値があると思うんですが、それだけじゃありません。実はここ、グルメ雑誌などにもちょこちょこ登場する有名店です。
「実用洋食」とうたうくらいなので、メニューは洋食だろうなと思いつつ、ラーメン、チャーハン、ギョーザを食べている人が多いまさかの光景。笑
でも、はいかいちゃんが好きなのはやっぱり洋食。オススメメニューは、「ポークソテー」「カツカレー」「サービスランチ」「ハムカツ」、あともちろん瓶ビール。
MOT徒歩4分!
昼ごはん-4「桃太楼(ももたろう)」
清澄白河の最強町中華。清潔で、雰囲気がよくて、味もよくて、ボリュームも満足。最高です。遠くから東京都現代美術館を訪れて町中華?という疑問もわかりますが、ここでのランチにおそらく後悔は感じないでしょう。おすすめは、チャーシューメンのごはんセットです。ちょっと多いと感じるかもしれませんが、多分大丈夫。それよりも、野菜炒めを必ず食べてください。
夜ごはん-1「魚三酒場 常盤店(うおさんさかば ときわてん)」
「魚三酒場」と言えば門前仲町の超有名大衆酒場ですが、その支店が清澄白河にあるんです。MOTとは逆側ですが、清澄白河駅から帰るなら十分に選択肢。清澄通りを森下駅側(北方面)にまっすぐ歩くと、3分くらいで到着します!
言わずもがなですが、メニューは魚中心。刺身、天婦羅、焼き、なんでもあります。とにかく味も値段も、そして雰囲気も、これぞ東京下町の酒場。乾杯。
紹介記事です。
夜ごはん-2「酒と肴 ぼたん」
「清澄白河駅」B2出口すぐ、清洲橋通りから深川資料館通り側に少しだけ入ったところにある、とにかく佇まいのよい店です。昼間はともかく、夕方以降の全面の引き戸越しに見える若い女将の割烹着姿と美味しい雰囲気は、誰の素通りも許しません。
料理は和食の創作料理、飲み物は様々ありますが、店名からも想像できるように日本酒が得意なお店です。人気店なので、”予約必須”。2名、多くとも4名くらいまでがオススメ!
夜ごはん-3「清澄白河フジマル醸造所」
MOTから徒歩5分くらいにある、清澄白河にあるワイナリー併設(!!!)のレストランです。当然ながらワインに合う美味しい料理が食べられますが、なにより工場(こうば)や住宅の密集地に溶け込んだロケーションに惹かれます。最初はほぼ100%迷いますけど、絶対迷う店ってだいたい好きです。笑
エチケットがとてもかわいいので、はいかいちゃんはよくワインだけ買いに訪れます。デイリーワインなので、手土産にしてもいい感じの値段ですよ(2,000円前後)。試飲ができる立ち飲みスペースも楽しいので、MOTに行く前に立ち寄っても◎。「ちょっと」じゃ済まなくなるかもしれませんが、そこは自己責任で。笑
ついでに観光-1「深川江戸資料館」
その名の通り、深川資料館通りのランドマーク。こんな街なかにひっそりあるのに入ってそのスケールにびっくり、江戸東京博物館の下町バージョンが広がります。立派な小劇場もあって、落語の寄席ななんかもちょこちょこ開催されていますよ。
館の入り口付近には、長年付近に住んでいた昭和の大横綱”大鵬”の顕彰コーナーが。マニアックな展示は、相撲好き必見です。
ついでに観光-2「清澄庭園・清澄公園」
150円で入園できる、リッパなお庭。鯉がでかい、少し怖い。「回遊式林泉庭園」と言うらしいんですが、とにかく池を囲んださんぽ道を歩いて楽しむことができます。駅から近くて、コンパクトで、どの角度からでもフォトジェニックな写真が撮れる、穴場スポットだと思います!
ここのすばらしさの白眉は「涼亭」なのですが、その話しはまた別の記事で。
紹介記事です。
ついでに観光-3「リュウロ東京清澄」
2017年にオープンしたオシャレスポット。元々あったビルをリノベーションして誕生した、とにかくシャレてるデザインホテルなのですが、併設されているグリル&ブルワリーレストランは誰でも入店OK。隅田川と清洲橋とスカイツリーを望む気持ちいい川床テラスで食事ができます。もう完全に100%、映えます。笑
朝、昼、晩、どのシーンでも使えるのは便利なんですが、ちょっとお高めなので近くに住む私はおさんぽ利用がほとんど。一度ホテルも泊まってみたいんですが、こちらもお高め。チャンスを伺ってます(どんなチャンスだ…)。
おしまい
東京都現代美術館は、どこの駅からも少し遠いけれど、近くの街には楽しいお店やスポットがたくさん。行って帰るだけ、なんて絶対もったいないので、たっぷり時間がある日に訪れましょう。企画展がある時は、休日はもちろん平日もそこそこ込み合っています。実は一番のオススメは、企画展がやっていない展示替えの時期。ミュージアムコレクションをのんびりと鑑賞しつつ、比較的すいている(企画展期間中は激コミ)館内のカフェやレストランをあわせて楽しむのが最高です。
東京都現代美術館 データ
開館時間 10:00 ~18:00
定休日 月(祝の場合は翌平日)
電話番号 03-5777-8600