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平取町二風谷アイヌ文化博物館|展示が素晴らしく、とにかくとてつもないリアリティ

平取町二風谷アイヌ文化博物館 スポット
スポット

2022年秋に、平取町二風谷アイヌ文化博物館に行ってきました。平取町は“びらとりまち”、二風谷は“にぶたに”と読みます。アイヌ文化を学べる博物館といえば、2020年にオープンしたウポポイ(民族共生象徴空間)が有名ですが、なんのなんの。平取町二風谷アイヌ文化博物館、最高でした。

平取町二風谷アイヌ文化博物館|公式サイト

ウポポイ(民族共生象徴空間)|公式サイト

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平取町二風谷アイヌ文化博物館へのアクセス

平取町二風谷アイヌ文化博物館

平取町二風谷アイヌ文化博物館がある平取町までは、新千歳空港から車で約1時間ほどかかります。

空港から南下し日高自動車道に乗り、そこから日高方面(襟裳岬方面)へ約30km。日高富川ICで降りて、国道237号を内陸方向へと沙流川と付かず離れず20kmほど北上すると、今なおアイヌ文化が息づく二風谷エリアに到着します。

平取町二風谷コタン

平取町二風谷アイヌ文化博物館があるのはその中心部。かつて二風谷コタンがあったと伝わるその地に建っています。

札幌からは約2時間、帯広からも約2時間と、訪れる前にイメージしていたよりは好アクセス(?)でした。

ちなみに公共交通機関だと最終的には路線バスを利用することになります。本数も少なくオススメできませんので、できれば車を運転できる人と同行するのがよいでしょう。

スポットデータ

開館時間 9:00〜16:30
定休日  無し(冬季は月曜、12月中旬〜1月中旬は休館)
電話番号 01457-2-2892

料金は大人400円、小・中学生150円です。車で10分のところにある「びらとり温泉ゆから(日帰り温泉)」との共通券の設定もありますよ。私は宿泊したのですが、とてもおすすめです。

二風谷コタン

平取町二風谷アイヌ文化博物館

二風谷ダム沿いの二風谷湖公園の広い敷地の一部が、二風谷コタン(現在)になっています。敷地の中には、かつてと同じ工法で建てられたチセ(アイヌの家)が点在。私が訪れた時も、新しいチセが建設中でした。ひとつひとつのチセは天井も高くとても快適です。

平取町二風谷アイヌ文化博物館

チセの中では、団体向けに講話が行われていることもあるので、運が良ければ聞くことができるかもしれません。私は30分ほど聞く機会があったのですが、言葉はまったくわからず、ユカラ(アイヌの叙事詩)の独特なリズムと抑揚に魂が吸い取られ、たいへん神秘的な時間を過ごしました。

平取町二風谷コタン
平取町二風谷コタン

敷地内には、「沙流川歴史館」「近藤重蔵記念碑」「イザベラ・ハード記念碑」なんかもあります。

いよいよ平取町二風谷アイヌ文化博物館へ

平取町二風谷アイヌ文化博物館

率直に言って、感激しました。

実はここを訪れる直前にウポポイを訪れていました。良くも悪くも、施設としてのウポポイの立派さに衝撃を受けていたので、町営の博物館なんてたいしたことないだろうと侮っていた私。建ものに入ってすぐに、そのただならぬ雰囲気と生々しいアイヌの道具の数々に圧倒され、ちょと手を伸ばせば触ることができそうな距離感に惹きつけられ、あっという間に滞在予定時間が過ぎてしまいました。

平取町二風谷アイヌ文化博物館
平取町二風谷アイヌ文化博物館
平取町二風谷アイヌ文化博物館
平取町二風谷アイヌ文化博物館
平取町二風谷アイヌ文化博物館

ここに展示されているのは、すべてリアルな道具。つまり、実際にアイヌの民に使われていた生活用具です。正式には、重要有形民俗文化財「北海道二風谷及び周辺地域のアイヌ生活用具コレクション」と呼ばれ、ここまでのアイヌ文化にかかる学術情報の集積は、北海道内の市町村ではまったく類例がないほどの規模だそう。

もともとこのコレクションは、二風谷アイヌ文化研究の第一人者である二風谷出身の萱野茂(かやのしげる)氏個人の収集物。二風谷および沙流川流域に濃厚に残るアイヌ文化の保護と研究をしながら、付近に住むアイヌの古老の住居から生活用具を譲り受ける形でコレクションしていったものです。

二風谷コタンから国道237号を挟んで向かいのエリアには、萱野茂さんの息子である萱野志朗さんが館長をつとめる、萱野茂二風谷アイヌ資料館があります。重要有形民俗文化財「北海道二風谷及び周辺地域のアイヌ生活用具コレクション」は、こちらの資料館に収蔵されている物も含めてのものなので、時間があればぜひのぞいてみてください。

萱野茂二風谷アイヌ資料館|公式サイト

アイヌ民族博物館
公式サイトから転載

ちょっと戻って、平取町二風谷アイヌ文化博物館。

とにかく圧倒的。

フロアは「人々の暮らし」「神々のロマン」「大地のめぐみ」「造形の伝統」とう4エリアに区分されているものの、実際にはシームレスに広い空間で展示全体を楽しむことができます。

すべてよかったですが、やはり「人々の暮らし」ゾーンが素晴らしかったです。育児でつかわれていた道具や、日々の食事や調理の道具、そしてとてもとてもとても魅力的なアイヌの文様が刺繍された美しい織物の数々。本当に素晴らしかったです。

博物館内には、現役でご活躍中のアイヌ工芸の担い手によるお盆なども飾られています。

特に気になっていた貝澤 透さんの作品もいくつか。ちなみに貝澤 透さんの工房は、なんと!二風谷コタン入口にある「北の工房 つとむ」に併設されています。恐る恐るのぞいてみたら、普通に木彫りの最中。声をかけると、気さくに応じていただけました。

注文もできますが、1年待ちは当たり前の状況とのことで、今回は断念。とても素敵な木彫りの盆は、実用でも飾ってもとても良さそうでした。欲しいな〜

二風谷アイヌ 匠の道|貝沢 透さん

DAIWAHOUSE PREMIST CLUB|貝澤徹 「アイヌ木彫を拓く」

平取町二風谷アイヌ文化博物館
北の工房 つとむ
平取町二風谷アイヌ文化博物館
工房

木彫り体験できます

平取町二風谷アイヌ文化博物館

博物館に隣接している二風谷工芸館では、木彫体験ができます。

平取町二風谷アイヌ文化博物館

見本を見ながらせっせせっせと30分ほど。なんとなくそれっぽいのができたような、まったく違うような。。。2,000円でした!

そんなこんなであっという間に4時間ほどが過ぎてしまい、スケジュール崩壊。この後に向かうはずのスポットを丸々キャンセルしてしまうことになりましたが、しょうがない。

それだけの体験が平取町二風谷アイヌ文化博物館ではできました。

ウポポイで壮大な歴史とアイヌの外の世界も含めた歴史のうねりを感じるのもよいですが(あとアイヌ語ラジオ体操)、二風谷で生々しいリアルなアイヌを体験するのもよいですよ。

どちらもおすすめですが、どちらか一方と言われれば、私は二風谷をオススメします。びらとり温泉とあわせてぜひ訪れてみてください。

必見。

【プロフィール】
はいかいちゃん

30代後半、東京のどちらかと言えば東側で暮らしている美人姉妹の父。それなりに多忙な仕事と育児の合間を縫って、せっせと街や川辺や密林をはいかいしています。好きなモノやコトは、歩く、食べる、酒、旅、買いもの、本、写真、春秋、建物、007、自宅、妻子

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