普通列車のグリーン車が絶対オススメな理由/ 料金、買い方、利用のコツ、etc

ハウツー

JR東日本の快速などの普通列車の真ん中あたりにくっついているグリーン車、乗ったことありますか? うまく使えば、控えめに言ってもコスパ最強です。少し長くなりますが、絶対にオススメな理由&利用時のポイント、そして料金や買い方について徹底解説します。一度乗ったらもう病みつきですよ。笑

※2020年5月22日に更新(普通列車グリーン車内のグリーン券購入時に、Suicaが利用できるようになりましたっ!)

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普通列車グリーン車ってなに?

普通列車グリーン車内

普通列車グリーン車とは、新幹線や特急ではなく、普通運賃で乗車可能な快速などの列車に連結されている特別車両です。

グリーン車とか、普通グリーンとか、快速グリーンとか、いろんな呼び方をされてますが、普通列車グリーン車が正式名称です。長すぎるので、もう普通グリーンでいいんじゃないかな。ダメか。

だいたい列車の中央あたりに、2階建て&2車両が挟まっています。シートは2列×2列。1階も2階も同じですが、眺めが少し良いからか、だいたい2階の方が少し混んでいます。笑

どの列車に付いてるの?

まずグリーン車が列車についていないと乗れないのですが、2019年4月現在でグリーン車がある路線はこちら。

  • 東海道線
  • 横須賀・総武線快速
  • 上野東京ライン(常磐線)
  • 湘南新宿ライン
  • 高崎線
  • 宇都宮線

結構ありますね!

主に首都圏の、都心へとつながる中距離アクセス線に付いているようなイメージです。朝夕は通勤通学で大混雑しがちな路線とも言えそうです。

グリーン券の料金は?

普通列車グリーン車の料金表

こちらがグリーン車内に貼られている料金表です。

  • 平日と土休日
  • 50kmまでと50km以上
  • 車内購入と事前購入(モバイルSuica含む)

といった区分で料金が変わってきます。

 

その中でも断然オススメは、

休日50km以上モバイルSuica購入。

この組み合わせでコスパが最強、Lv100です。

つまり、

800円でできるだけ長距離乗る

ということです。800円さえ支払えば、100km乗っても追加料金はありません。100kmってほぼ2時間ですよ。

グリーン券の買い方は? 

車内購入と事前購入がありますが、絶対に事前購入しましょう。まったく同じサービスを受けるのに、車内で買うだけで260円高くなります。

無券乗車の抑止という意味合いもあるかと思いますが、自分で払うのは絶対に嫌です。

 

事前購入の仕方は、3つ。

1.モバイルSuicaアプリで購入

断然オススメ。今や日常の買い物はほとんどモバイルSuicaを使っていますが、モバイルSuicaでグリーン券が買えるようになった時は、本当に感動しました。

それまでは、乗りたい列車まで時間がない時や、大きい荷物を持っている時など、券売機での購入がギリギリになってしまうことが多数ありました。そもそもホーム上で荷物をいったん下ろして、財布からSuicaを取り出すというのも煩わしいですしね。

モバイルSuicaになってからは、極論乗ってからでも間に合います。とりあえずグリーン車に乗ってしまって、荷物を下ろしてから購入しても事前購入として成立します。(厳密に言えば✖️だとは思いますが…)

慣れれば1分ほどで購入完了しますが、車内検札のアテンダントさんが1分以内に来ることは、経験上ほぼありません。

頻繁に使う人は、履歴購入もできます。これ、便利!

モバイルSuicaのトップ画面

「モバイルSuica」アプリのトップ画面

最下部にグリーン券というタブがありますので、ここから購入しましょう!

 

2.ホーム上のグリーン券専用券売機で購入

グリーン車が停車する駅のホームには、グリーン券専用の券売機が立っています。グリーン車が停車する付近にあるので、どこにあるのか迷うことはありません。券売機上には、大きな看板も下がっているはずです。

ホーム上のグリーン券の券売機

これが券売機です。

ですが、この券売機はICカード専用なので要注意。Suica以外の交通系ICカード(PASMO、Kitaca、TOICA)も使えますが、現金は使用できません!

残額が足りない場合は、お札で千円1枚分のみチャージすることができます。このシステム、なんだか痺れますよね。笑

 

3.改札外の券売機かみどりの窓口で購入

正直使ったことがないのですが、改札外のグリーン車マークの付いている自動券売機でも購入できるみたいです。磁気券(!)のグリーン券が発券されるようです。

これはもう、いずれかの事情でICカードを持ってない(持たない)人か、よほど周到に移動の準備をする人しか使わないのではないでしょうか。

もしくは、大人数のグリーン券をまとめ買いしたい時ですかね。

グリーン車の乗り方は?

グリーン車に乗ると、座席の上部天井部分にのランプが灯っています。このランプがい席が空席です。

自分の席を決めたら、グリーン券を購入したモバイルSuica、もしくはSuicaを赤いランプ脇のSuicaのイラスト部分に近づけます。すると、パッと緑のランプに切り替わり登録完了です。

普通列車グリーン車内の座席ランプ

緑が着席登録済み、赤が空席

磁気券でグリーン券を購入した場合は、回ってくるアテンダントさんにグリーン券を提示すると、別の操作でランプを緑にしてくれます。

座席裏のシール

 

普通列車グリーン車のここがオススメ!

やっと本題、乗車のメリットです。

言いたいことは山ほどあるんですが、絶対にオススメな理由を5つだけピックアップして紹介しますね。

テーブルがついてる!!! 

普通列車グリーン車のテーブル

え、そんなにすごい? と思う人もいるかもしれませんが、これ普通列車ですよ。間違いなくすごいです。

最近の在来線はベンチシートがほとんどで、とにかくたくさん人を載せられる様な仕様になっています。

でもグリーン車には、テーブルが付いている! テーブルが付いていると何が良いかと言うと、

  • 駅弁が食べられる!
  • お酒が飲みやすい!
  • パソコンで作業ができる!

これですよ。

つまり一気にパーソナルな空間が、自分だけのおこもりスペースが出来上がるわけです。長距離移動でこれは本当に嬉しいポイントです。

肘掛けシートポケット、さらに窓際に物(缶ビール)が置けるのも最高です。

ボックスシートになる!  

ボックスシートにした普通列車グリーン車

2列のシートはどこでもクルンと回転させられます。

私は家族(子連れ)で利用することが多いので、これも本当に嬉しい。

大きい荷物も置きやすくなりますし、子供が多少動き回ることもできます。なにより、ボックスシートに座ると無条件でウキウキしますよね。笑

ちょっとした日帰り旅行でも、シートを回せば一気に旅行感が出てくるから不思議です。お互いの顔もよく見えて、会話もはずむ!

(あと足ものばせる。)

トイレ&洗面台もついてる!

これも安心です。

だって長距離乗ることが前提なので、しかも席では駅弁とか食べたり、お酒飲んだりしちゃうわけで、トイレは行くでしょう。

地味に嬉しいのが洗面台。飲み食いした後の、ちょっとした身支度にあると嬉しいです。手をあらったり、うがいをしたり。

子連れに優しい(涙…)! 

グリーン車と言っても普通列車なので、未就学児(〜6歳)は無料です。

ここまでは普通なのですが、はじめて子供と一緒に乗ってシートに座らせていた時にびっくり!

いつの間にか、グリーン券を購入していない子供が座っている席のランプがになっています。どうやら車内検札のアテンダントさんが、手動で操作してくれているみたい。

ささやかな気遣い「ありがたいなー」と思っていましたが、このサービスはどうやら徹底している様子。

後日、それなりに混んでいる時間に子供を膝にのせて乗車していました。隣の方が降りたので一時的に子供を座らせていたところ、ササッとアテンダントさんがやってきて「お子様の座席、ランプの色変更しておきますね!」と仰って、すぐに緑のランプにしてくれました。涙

こういうところはモラルの問題もあるので難しいところですが、グリーン車サービスのとてもすばらしいところです。

 

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休日はとにかく空いてる! 

普通列車グリーン車-車内の様子

これ、別に車庫とかじゃないですよ。笑

日曜の昼間の総武線快速のグリーン車の風景です。ガラガラです。

とは言っても、平日朝の上りや、平日夜の下りは、グリーン車なのに立ち客がいるくらい混雑しています。超極端。

 

平日と休日では、そもそもグリーン車に乗る動機が違うのではないかと思います。

平日は、グリーン車も混んでいるとはいえ、普通車はもっと大混雑しています。ぎゅぎゅうの満員電車よりは満席のグリーン車の方が当然楽。しかもあわよくばゆったり座っていけるわけです。

一方休日は、普通車もそれなりに空いています。それでもなおグリーン車を選ぶのは、この特別感で800円(距離によってはほぼ1コイン!!!)と言う感動が毎回得られるから。もはや「座れるから」とかじゃないんですよね。

たとえ普通車がガラガラでも乗る、私は。

 

 

普通列車グリーン車を利用する時のポイント

ここで少し、グリーン車を利用する際のポイントというか、裏ワザ?を紹介します。

実は裏でもなんでもなく、ちゃんとした制度なんですが、意外なくらい知らない人がおおいんですよねー。

座れなかったら、払い戻し可能です

休日はほとんどないんですが、せっかくグリーン券を購入したのに満席で座れない場合があるかもしれません。

「座りたい」という理由でグリーン券を買った方は、ガッカリ…

そんな時は、必ず回ってきたアテンダントさんに申告をして、使わなかったことを証明する用紙を受け取りましょう。残念ながらその場では手続きできないのですが、降車後、みどりの窓口にて払い戻しを受けることができます。

注意したいのは必ず車内で証明証を受け取ることです

ちなみに、グリーン車に乗る場合は、座れずデッキに立っていた場合でもグリーン車料金がかかります。「たった一駅だから」「座れないから買わない」などの理由は一切通用しないのでご注意を!

同一方向なら、乗り継ぎもできます

例えば千葉から熱海まで、必ず乗り換えが必要ですよね。特急に乗らずに行くとしたら、総武線快速と東海道線を乗り継ぐことになります。

この間ずっとグリーン車で行くとしたら、グリーン券の合計額はいくらになるでしょうか。

答えは800円です。

これが一番知られていないシステムです。と言うか、かく言う私も超最近気がつきました。

この制度を活用すると、なんとグリーン料金は

  • 横浜から偕楽園(水戸)まで行っても800円
  • 大船から川村記念美術館(佐倉)まで行っても800円
  • 柏から葉山(逗子)まで行っても800円

この制度には2つポイントがあります。

  1. 乗り継ぎは改札を出ないこと!
  2. 同一方向への乗り継ぎであること!

1つ目はともかく、2つ目の「同一方向」というところが少し難しいですよね。詳しくは↓の、JR東日本の公式サイトで確認してみてください。

グリーン券:JR東日本
JRのきっぷの種類・発売日・有効期間や、学割・団体割引をはじめとする割引料金、変更・払いもどしなど、きっぷに関するさまざまなご案内をしています。

ちなみに乗り継ぎの際は、はじめに座っていた座席の上のランプを降りる時にタッチします。すると、緑が赤に変わります。

その後乗り継いだ列車でもう一度タッチすると、ちゃんと緑色のランプが点灯しますよ。

いやーすごい。

これを使いこなしたら、完全に上級者です。

玄人は、乗車距離を自在に操る 

グリーン車の料金区分は何で変わるか思い出してみてください。

  • 平日と土休日
  • 50kmまでと50km以上
  • 車内購入と事前購入(モバイルSuica含む)

この3つ、平日と休日は利用時のメリットが違います。車内購入と事前購入は、絶対的に事前購入するのがおトク。というか車内購入はまるまる損。

残るは距離です。

「行き先は決まってるんだから、考える余地はない」

そうかも知れません。

ですが、ちょっと工夫すれば、そのちょっと工夫した分は確実にトクになります。

例えば、品川から葉山に行こうと思ったら逗子駅で降りるわけですが、この「品川駅ー逗子駅」間の距離は51km。このたった1kmのために、220円余計に支払うわけです。

逗子駅から葉山までは京浜急行バスで250円。もし節約できたら、ほぼバス代が浮いちゃいますよね。

じゃあどうすればいいか。

一つ手前の駅で、グリーン車から普通列車に移るが正解です。

逗子駅の一つ手前は鎌倉駅ですが、「品川駅ー鎌倉駅」間はなんと47.1km(50km以内‼︎)です。降りるひとつ前の駅に着くまでに荷物をまとめて、隣の車両に移るだけです。

なんとなくの感覚ですが、50kmの境目となる乗車時間は50〜60分くらいです。「あっ」と思い出したら、普段使っている乗り換え案内の画面を見てみてください。だいたいのサービスで走行距離も確認できますよ。

「YAHOO!JAPAN 乗換案内」アプリの検索結果画面

 

これも普通列車の気軽さや車両の短さあっての節約術。うーむ奥が深い、普通列車グリーン車! 笑

 

普通列車グリーン車のダメなところ(改善希望!)

ここまでベタ褒めでしたが、少しは不満もあります。と言ってもそんなにないのですが。

乗車状況がリアルタイムでわからない

基本的には“絶対に空いている”時に使う場合が多いんですが、たまにどういう混雑状況か読めない時間帯ということもあります。そんな時は本当に迷うんですよね。

しかも普通列車グリーン車の場合、ただ空いていればよいというわけではなくて、

  • 超ガラガラなら乗りたい
  • そこそこ空いているなら乗りたい
  • とにかく座れるなら乗りたい

このどのパターンの時もあるんです。

そんな時「リアルタイムで空き状況が確認できる嬉しいのに!」と、切に思います。なんとかしてください、JRさん。

荷物を置く網棚が付いていない

ないんですよ、網棚が。

おそらく2階建ての車両だからスペースがとれなかったのだと思いますが、ちょっとしたカバンとかコートとかお土産とか、置きたいです!

ま、超空いている時に乗るのがほとんどなので、気にならないことの方が多いのですが。あるとなおよいですね。

でもベビーカーで移動する時は、隅っこの椅子の裏に置けちゃいます。こっちの方が超大事、超メリット。

そしてどうしても荷物が多い人は、基本2階建てのグリーン車の1階建てしかない部分(両端)がオススメです。ここの席だけ網棚があるんでよねー。特別感は少し薄れますが(笑)、比較的すいているので長距離乗る方は検討の余地ありですね。

車内でSuicaが使えない

車内にはちゃんとグリーン券を買っているかどうかを確認するためのアテンダントさんが回ってきますが、ちょっとした飲み物(お酒含む)とか食べ物もついでに販売しています。

これまで書いたように、事前のグリーン券購入はかなりSuicaに振り切った仕組になっているのですが、なんと車内での買い物にはSuicaは使えないのです。

最初にお断りされた時は、思わず「ええっ!」と声をあげてしまいました。

車内でグリーン券を買う場合も同様なので、ご注意を…

 

※2019年6月更新

現在、一部の路線から徐々に、列車内での買い物にSuicaが使えるようになってきています。引き続き社内購入のグリーン券だけはSuicaで購入できないので、ご注意ください。(なんで?)

 

※2020年5月更新

大ニュース!

やっとやっと、車内でのグリーン券購入時にSuicaが使えるようになりました!

「新しい機器を導入した」ことで可能になったようなのですが、外からはうかがい知れないシステム上の問題があったんですねぇ。そんなに複雑そうな処理には思えませんが。とにかく朗報ですね。

JR東日本サービスクリエイションのニュースリリース(2020年5月20日)

 

 

おしまい

普通列車グリーン車が絶対にオススメな理由、わかっていただけたでしょうか? とにかくコスパが最強。快適な時間を(わずかな)お金で買う体験を、気軽にできてしまいます。人気が出過ぎて混雑してしまうのは嫌なのですが(笑)、まだまだキャパシティーはありそうなので、ぜひ乗ってみてくださいね。

2020

公式サイトです。シ、シブイッ…!

普通列車グリーン車:JR東日本
JR東日本:普通列車グリーン車で列車移動を快適に!東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線の普通(快速)列車に連結されてる普通列車グリーン車についてご案内します。

 

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**追記**

JR東日本は、2023年度末に中央線の快速列車にも普通列車グリーン車を導入すると発表していますよね。これからさらに、いろんな路線で増えていくのかもしれません。

 

 

【プロフィール】
はいかいちゃん

30代後半、東京のどちらかと言えば東側で暮らしている美人姉妹の父。それなりに多忙な仕事と育児の合間を縫って、せっせと街や川辺や密林をはいかいしています。好きなモノやコトは、歩く、食べる、酒、旅、買いもの、本、写真、春秋、建物、007、自宅、妻子

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