東京の中心、皇居の北側、日本武道館や科学技術館を擁する北の丸公園の片隅にすっくと立つ明治時代の宰相・吉田茂(よしだしげる)の銅像。一度は通り過ぎるも、なんだか気になって後戻りして、しげしげ眺めてしまいました。
吉田茂ってどなたでしたっけ?
生まれは1878年9月22日。もし生きてたら132歳ですね。
外務大臣や内閣総理大臣を長い間務めたスーパー政治家なので、誰しも名前は知っているところでしょう。麻生太郎のお爺ちゃん。
和製チャーチル、「サンフランシスコ平和条約」と「日米安全保障条約」を調印をした人物。
銅像、なんかすごくいい…
どうですか?
なんかとてもいい感じじゃないでしょうか。
その理由はおそらく、銘。丸みを帯びた「吉田茂」の文字が、台座の上に立つ丸みを帯びたステッキを持つおじさん像の愛らしさを引き立てている。
これはさぞかし名のある方の作品なのだろうと思うのだけれど、像も銘も、作者はわかりませんでした。残念。
この日は冬。珍しくパッと晴れてのぞいた青空を背景に、今にも動き出しそうじゃありませんか。
吉田茂像、立ってる場所が少し不思議。
北の丸公園の遊歩道から少し離れたこんもりとしたスペースに、植え込みに囲まれていらっしゃいます。
おそらく北の丸公園が整備された随分後に、作られたんだろうなぁ。
吉田茂像にたどり着くには、北の丸公園の裏口的な清水門から入るとわかりやすいです。
千代田区観光協会のほぼ正面なのでとても分かりやすいのですが、門から先は本当にこれが皇居に連なる北の丸公園なのかと思うくらい人もいないし荒れています。笑
北の丸公園、あまり目指して行くことはないけれど、たまに通りかかると「いいところだなぁ」と思います。