鶴が歩く橋とかいて、鶴歩橋(かくほばし)。なんだかロマンチックで優美なイメージですが、橋自体はしっかりとした頑丈そうなトラス橋。名前の由来はこの橋の北東エリアの旧町名だそうです。江東区内でよく見るタイプの、しっかりとしたつくりの町橋です。
鶴歩橋からの風景
橋のすぐ脇を、目線の高さで太いパイプが平行に通っているので上端が少し隠れてしまっています。これでも必死に、欄干から外に手を伸ばして、スマホを落とさないようヒヤヒヤしながら撮影しました。笑
下を流れるのは、平久川(へいきゅうがわ)。江東区を南北に縦断しながら、仙台堀川、大横川など代表的な運河と交わる川です。両岸は遊歩道もおおく、さんぽにも適した魅力的な川ですね。
鶴歩橋上からみた、南側の景観です。
すぐ南側に首都高速道路が通っているため、こちらも空の抜け感はありませんが、江東区ならではのキレイに整備された運河の眺めが魅力的です。下を流れる平久川は、門前仲町あたりで西側に屈曲しています。その先、永大通りを渡している橋は、汐見橋(しおみばし)です。
この汐見橋、ちょっと変わった橋です。ぜひ紹介記事をご覧ください。
鶴歩橋のある風景
鶴歩橋という名にふさわしく、橋の両端、橋銘がはめ込まれた石柱の上には鶴がいます。
ちなみにこの鶴歩橋という橋の名前は、かつてこのあたりが鶴歩町と呼ばれていたことに由来するようです。近くにある公園には、鶴歩町と言う名前の由来を書いた看板も残っています。
橋の造りはしっかりとした鋼鉄製のトラス橋です。車道と歩道の境目も段差が少なく、鉄骨も簡素で装飾も最低限。その繊細な名前とは裏腹な、質実剛健といった趣です。
しっかりしてます。
これは、南東側の川沿い遊歩道からみた鶴歩橋。
橋の向こうに太いパイプが走っているので、ここからの眺めもよくありまんせん。
これです。
逆にこれだけまとまっているということは、インフラ的にはとても重要なエリアだということもできます。
おしまい
景色 ★★
容姿 ★★
価値 ★★★
パースペクティブな運河橋ならではの景色は楽しめるものの、視界入る無視し難いノイズ。でもそんなところも、都会の橋っぽくていいですよね。現町名ではなく、旧町名が名前の由来というところもいいですよね。
おまけ