東京一のオシャレ河川と言えば目黒川(めぐろがわ)ですが、そこに架かる大崎橋(おおさきはし)を知ってますか? JR五反田駅のすぐそばで所在地は西五反田、なのに名前は隣駅。なんでこんなことになっているのでしょうか。
大崎橋上からの風景
橋上から西方向
左側に見える並木は桜。中目黒ほどではないですが、春には川沿いが美しい桜で彩られます! だって目黒川ですもの。
近辺は交通量も多く、雑居ビルに囲まれいるので、冬はなんだか無性にさみしい雰囲気になってしまいますね。奥に見えるのは、堂々たる国道1号を西に渡す、五反田大橋ですね。
橋上から東方向
こちらは東側。すぐ前方上を横切っているのは、東急池上線の高架。五反田駅を出たばかり、次の駅である大崎広小路へと向かう途中です。
その奥に見えるのはふれあいK字橋。この方向からだと、K字橋たる所以がまっったくわかりませんね! 近づいたところで気が付くか微妙なところですが。笑
そのさらに奥にはJRの線路が走っています。
大崎橋がある風景
右の奥がJR五反田駅方面
こんな感じです。ごめんなさい、わかります。写真がとても微妙ですよね。桜の時期に、撮りなおしたいと思います。
左右の歩道のちょうど中央部分がポコッと両サイドに膨らんでいるのが特徴。
橋の上で立ち止まって川面眺めるのにちょうどよいスペースですが、その真価を発揮するのはやはり“春”なのでしょう。
はいかいちゃんは、近くのおにやんま 五反田本店で大盛など食べてしまうと、しばらくここで川と電車を眺めながら最低限の消化を待ちつつのんびりしたりと活用しています
五反田には、おにやんま以外にも近くに行ったらつい立ち寄りたくなるスポットがあります。桑原商店です。新時代の酒屋は、一訪の価値あり。ぜひどうぞ。
大崎橋にまつわるアレコレ
見ての通り濁りません。おおさき”はし”
もちろん作り直されてはいるものの、その存在と名称は江戸時代までさかのぼることができるようです。
つまり、現在の駅や地名は後付けで、この橋の名前が先にあったということなのかしら。正確には調べられていませんが、なんとなく納得できる経緯です。
橋の両脇の柱には、堂々たるプレートでその橋名が掲げられています。その姿には、後ろめたさなど微塵もありません。恐れ入ります。
おしまい
景色 ★★
要旨 ★★
価値 ★
五反田にある大崎橋。その穏やかな佇まいで春の華やぎを待つ姿は、さながら第71代横綱・鶴竜その人のようです。大崎という名前ながらも、水の異なる五反田の地で人や車を渡し続ける、その姿には確固たる意志と歴史が培った実力を感じます。