ARABIA（アラビア）ムーミンマグの、毎冬恒例ウィンターバージョン2020年「Snow Blizzard（スノーブリザード）」が、ここ数年でも出色の萌え！丸2年ほど、季節物や限定物を問わずムーミンマグをスルーしてきましたが、今回は不可避。逡巡する間もなくポチり、カートにとどまらせることなく決済。あっという間に我が家に届きました。実物も、期待通りでとてもよいです。これは買い。
青みがかったグレーの単色イラストが、とても良い
一見して、いいですよね。
シンプルだけど、ムーミントロールの愛らしさと無謀さ、ムーミン谷の自然と冬の過酷さ、それにいかにもコーヒーを中に注ぐととても美味しく見えそうな色使い。ほぼ完璧なマグカップです。
そもそも私は20年ほど前から細々とムーミンマグを買い続けています。
コレクターではないので網羅性はないのですが、自分の中で”これぞ”というデザインが出たら買っています。そんな私がここ数年は購入していなかったのですが、この冬このマグが登場するやいなや、焼けぼっくいに火がついた感じ（？）で、即買いしてしまった次第です。
ムーミンマグのウィンターバージョン
毎年必ず冬の限定品・ウィンターマグが販売されるようになったのは2006年から。我が家にあるのは、そのうち4つほどです。冬の他には夏やトーベ・ヤンソンさんやムーミン・トロールの生誕◯周年などさまざまなタイミングで限定品が販売されています。
少々“限定”の濫用という気もしますが、ものとして純粋にかわいいので、ついつい買ってしまうんですよね…
と言いつつここ数年は買っていなかったわけですが、実は昨年の冬も、一昨年の冬もけっこう危険でした。ウィンターマグ2017までは、それなりにかわいいし季節感があるし、「とりあえず買うか」くらいのイメージでたまに買っていました。しかし2018と2019は、純粋にイラストとデザインが好みだったんですよね。それでも買わなかった２点がこちらです。
まずは昨年、ムーミン ウィンターマグ2019 クラウンスノーロード（Crown snow-load）です。この冬の空、まるで北欧スタイルのゴッホ。ピンクがかった控えめな差し色がにくい…
そして一昨年。ムーミン ウインターマグ2018 ライトスノーフォール（Light snowfall）です。これは本当に好み。正直買うつもりだったのですが、持ち前の“ウッカリ”で買いそびれてしまったというのが本当です。ムーミントロールが初めて体験する降雪シーンが描かれています。深いネイビーの塗り込みで夜空を表現し、塗り残した白地が雪になっています。なんというドリーミーな光景でしょう…
ムーミン谷の物語と挿絵の素晴らしさは、言葉はもちろん、言いようのないロマンティックな雰囲気にあると思っているのですが、2017年以前のウィンターマグはどちらかと言えばわかりやすい“楽しさ”や、ムーミントロールと仲間たちの“ワクワク”にフォーカスされていました。
もちろんそれも良いのですが、モノとして所有し、たまに眺めて楽しむにはちょっと物足りないんですよね。下の画像は、ムーミン ウィンターマグ2017 スプリングウィンター（Spring winter）です。この裏面には、春の太陽を受けながらムーミン谷に戻ってくるスナフキンが描かれています。
（こうやってみると、けっこういいですね…）
これからも買い続けたい、ムーミンマグ
たまに食器棚の奥の方から昔のムーミンマグを取り出して、ゆっくりとドリップしたコーヒーを飲みながら過ごす時間は至福です。それぞれのマグには、それぞれの思い出が詰まっています。
最近は過去の限定マグの値段が高騰したり、個数限定のマグの販売日にはちょっとした事件が起きたり、ちょっと妙な状況になっているARABIA MOOMIN。それでもやはり原作の素晴らしさと、トーベ・ヤンソンさんの絵がほとばしらせるなんとも言えないドリーミーなニュアンスと感動は、まったく薄れることがありません。
これからも、新しい商品には目を光らせながら、素直なこころで我が家のムーミンマグを増やしていこうと思います。
以下、ちょっと愉快な公式の宣材写真たちです。笑
