江東区を流れる名運河、大横川(おおよこがわ)と小名木川(おなぎがわ)が交差するポイントのすぐ南にある扇橋(おうぎばし)です。付近の字である扇橋は、この橋がある土地ということで名づけられました。清洲橋通りを白河から扇橋へと渡すなんてことの無い橋ですが、橋上からは北も南もとても気持ちの良い景色が流れられます。スカイツリーも見えますよ。
扇橋からの風景
冒頭の写真が、橋北側の眺めです。
まっすぐのびる大横川。150mほど先で、小名木川と垂直に交差しているのが見えます。この交差点を西に曲がり、1kmほどいくと隅田川。
遠くに見えるのは、猿江橋(さるえばし)です。その右側にあるマンションの上、スカイツリーの先端がピョコンと見えています。
とても良い眺め。この川沿い、右側に見える側面がレンガ模様の建物に住みたいなぁ…
隣に見えるのは、亥之堀橋(いのほりばし)です。
扇橋がある風景
大横川の扇橋があるあたりは、川の両側が遊歩道になっています。歩道の上には木々が覆いかぶさって屋根を作ってくれているので、暑い夏(今)でもとても気持ちが良い散歩道です。でも、川の下はくぐれないのでちょっと面倒。
この建物、ここに住みたい… 住居ではなく、どこかの会社のビルのようでした。
扇橋の近くにある気になるスポット
橋についてはあまり書くことがない(笑)んですが、橋の近くにはいくつかの気になるスポットが。東京都現代美術館もすぐ近くです。
肉の田じま
まずはこちらから。1階が精肉店(お惣菜もあり)、2階が焼肉店、3階がすき焼き&ステーキ&しゃぶしゃぶ店という、肉のテーマパークです。一番の売りは松坂牛。
我が家はお弁当しか買ったことがないんですが、リーズナブルでとてもおいしかったですよ。
つか焼肉もチャレンジしたい。
人形町 今半 白河センター
こちらもお肉。
言わずと知れた“人形町 今半”のキッチン工場です。ここは店舗ではないので購入はできないのですが、お弁当のデリバリーやケータリングは注文することができます。人形町とそれほど離れていないこの場所に工場があるというのも、なんだか納得感(?)がありますね。都バス[秋26]に乗れば、直通10分です。笑
↓ここでお弁当やギフトを購入すると、ここで作られて配達されるということですね。
ザクリームオブザクロップコーヒー 清澄白河ファクトリー
清澄白河のコーヒー界隈でも存在感を放っている焙煎所&カフェです。のんびりくつろげる店内スペースはほぼないですが、川沿いさんぽのお供を入手するのにぴったりのスポットです。現代美術館もすぐ近くなので、ついでによってもOK。
このお店、実はあの高級チョコレート「ピエール・マルコリーニ」を展開している会社が運営しているんですよ。私もつい最近知りました。
扇橋閘門
閘門は“こうもん”と読みます。
閘門とは、水位の異なる河川や運河の間を、船が通過できるようにするための施設のこと。隅田川と旧中川をつなぐ小名木川ですが、この扇橋閘門より東側は地盤沈下が激しいゼロメートル地帯のため、水位を西側寄り1mほど下げているのだとか。
現在は、船の往来のためというよりも、治水に役立っているんですね。
たまに見学会をやっています。
おしまい
景色 ★★★★
容姿 ★
価値 ★
南北を垂直に流れる大横川と、東西水平に清洲橋通りを渡す扇橋。この組み合わせが生み出すシンプルで力強い江東区の名景は、目指していくことはないけれどついつい歩行者を立ち止まらせる力を持っています。肉の田じまのついでにぜひ。