墨田区を流れる堅川にかかる千歳橋(ちとせはし)です。かつて隅田川からの順番で一之橋、二之橋と呼ばれていた堅川にかかる橋ですが、現在かかっている橋を数えると千歳橋は3番目。千歳橋のすぐ東に架かっているのが二之橋です。江戸時代にはなかったということですね。
千歳橋からの風景
千歳橋の西側はこんな感じ。
上を走っているのは首都高速7号小松川線です。隣に見えるのは塩原橋(しおばらばし)。“本所には過ぎたるものが二つあり、津軽屋敷に炭屋塩原”と謡われた塩原太助に所縁を持つ歴史のある橋です。
塩原橋/本所に過ぎたる炭屋塩原がその名の由来(墨田区-堅川)
“本所には過ぎたるものが二つあり、津軽屋敷に炭屋塩原”と謡われた、塩原太助(しおばらたすけ)が塩原橋(しおばらばし)の由来です。歌舞伎や落語の題材としても有名な塩原太助の炭屋は、この橋のすぐ北側にあったようですよ。
千歳橋のある風景
千歳橋の南西川沿い遊歩道から少し見上げた千歳橋です。これはガーター橋というのかな。
これは同じく川沿い遊歩道からみた千歳橋。今度は南東側から見ています。
千歳橋の南側の町並みです。このあたりの住所が千歳と言います。橋の由来はおそらくこの地名ですが、詳しいことはわかりません!
おしまい
景色 ★★
容姿 ★
価値 ★
由緒正しい一之橋と二之橋、そして塩原橋に挟まれた少し地味な橋。それでも親橋と掲げられた橋銘は立派なものです。これからじっくりと着実に、歴史を重ねていくでしょう。