長いこと谷中をメインに展開していたトーキョーバイクの旗艦店が、2021年7月清澄白河にニューオープン。清澄白河住人にとってはそれなりに目立つ通り沿いなので、「なにができるのかな〜」と思っていましたが、まさかのtokyobike! 築58年の倉庫をコンバージョンした路面店の設計は、トラフ建築設計事務所が担当。建ものも、プレゼンテーションも、テナントも、いろいろ気になる清澄白河の新名所の誕生です。
トーキョーバイクとは?
トーキョーバイクは、1997年創業の新しい自転車メーカーです。
山を走るのが「マウンテンバイク」なら、東京を走るのが「トーキョーバイク」
公式サイトから転載
公式サイトにある通り、東京の街を楽しく走るための自転車。ただ速く走るだけでなく、信号が多くアップダウンも激しい東京の街をいかに楽しく心地よく走るかを考え抜いて、すべてのモデルが設計されています。
スタート以来じわじわ人気を集めて、自転車好き&カルチャー好きの間では、誰もが知るメーカーです。
清澄白河旗艦店の設計は、トラフ建築設計事務所
新しくできたtokyobike TOKYO の設計は、トラフ建築設計事務所が担当しています。
目黒通りのシンボルとして愛されたクラスカ(Hotel CLASKA)や、イソップ(Aēsop)の直営店などの仕事で知られている建築事務所ですが、建築だけに止まらないプロダクトデザインや空間インスタレーション、さらにはムービー制作など幅広いクリエイティブワークで知られている気鋭の事務所です。
トーキョーバイク トーキョー へのアクセス
アクセスは、清澄白河駅の[B2]出口から最寄りです。
ですが、[B2]出口は東京メトロ半蔵門線でしか使えませんので、どの路線で訪れても利用できる[A3]出口から向かうので問題ありません。
そこからゆっくり歩いて徒歩6〜7分ほどで到着します。駅からは深川資料館通り経由で向かうのがおすすめ。通り沿いには清澄白河ならではのスポットも点在し、道中で退屈することはありません。
トーキョーバイク トーキョー 清澄白河 旗艦店
店内はとてもオープンな雰囲気。
1階右手に総合カウンター。その奥に自転車の販売&レンタルスペースがあります。
入ってすぐ右手には、清澄白河の人気コーヒーロースター&カフェ、アライズコーヒー(亜良以豆珈琲w)がテナントとして入っています。店内の大階段に座ってコーヒー飲むなど、単なる自転車ショップを超えた(?)楽しみ方もできますね。
2階には、THE PLANT SOCIETYというグリーンショップが入居。聞くと、本店はメルボルンで、日本国内の店舗はここだけとのこと。トラフ代表の鈴野氏はメルボルンの建築事務所への勤務経験がありますので、そのつながりなのかな?
手前に見えるのは、自転車関連のアクセサリーです。
2階には、キッズバイクコーナーも。壁に埋め込まれたようなディスプレイデザインがかわいいです。うちの2歳児は、必死で入ろうとしていました。笑
とても開放的な空間ですが、何よりも印象的なのは入ってすぐ目に飛び込んでくる中央の大階段と吹き抜けです。トラフによると、「イタリアのスペイン広場を思わせる大階段」とのことですが、まさにその通り。
実際、階段中腹に腰掛けてコーヒーを飲んでいるカップルや記念撮影をとるギャルたちを眺めただけでは、ここがなんのショップなのか判別できません。(自転車屋です)
とても面白く、野心的な店舗設計だと思いました。
立地と建築とキャッチーなブランドイメージを活用して、イベントなんかも不定期で開催されるみたいですよ。楽しみですね。
店舗データ
営業時間 11:00〜18:00(土日祝10:00〜18:00)
定休日 月・火
電話番号 050-1751-2819