江東区を流れる名運河・大横川(おおよこがわ)に架かる亥之堀橋(いのほりばし)。その由緒がありそうな橋名の由来は、大横川の一部を指して呼ばれていた旧名・亥の堀(いのほり)にありました。
亥之堀橋からの風景
とてもよい眺めです。やはり運河に架かる橋からの眺めは、よく整理された感じがしてスッと心が落ち着きますね。この時重要なのが、川沿いの木々(水路樹と言っている)です。このグリーンがあるのとないのとで、景色の完成度が大きく変わる気がします。
その意味で、江東区の運河沿いは樹木が豊かなエリアが多いため、よい景色だらけなのです。
隣に見える扇橋(おうぎばし)からは先端部分しかみえなかったスカイツリーですが、ここまで遠ざかると逆に展望台まで見えますね。ステキです。
より落ち着いた南側の眺めです。こちらも両岸の水路樹がこんもり。
左に見える大きな建物は、GoogleMapによると綜合警備保障の技術研究所とのこと。ALSOKの最先端警備技術がここで開発されているのでしょうか。見学に行ってみたい…
隣に見えるのは、三国橋ですね。
亥之堀橋がある風景
ALSOKの技術研究所と亥之堀橋の関係性がよくわかります。もはやALSOKのために亥之堀橋があるといっても過言ではない、そんな印象すら受けます。
こちらは、橋の南側にある遊歩道から見た亥之堀橋です。橋を眺める角度としては、北側からの方に軍配があがりますね。
亥之堀橋にまつわるあれこれ
亥之堀橋の下を流れる大横川は、かつていくつかの名前がありました。そのうち、亥之堀橋の北を流れる小名木川と交差するあたりから南の木場くらいまでは、亥の堀(いのほり)と呼ばれていました。そんな歴史にちなんで、亥之堀橋は名付けられたということです。
この写真は、亥之堀橋の上から西側をみたところです。
この通りは、清澄白河の深川資料館通りからまっすぐつながっている通り。人気ショコラティエ・アーティチョークもこの通り沿いにあり、亥之堀橋からは徒歩3分ほどの距離です。
橋の中央あたりはこのように歩道が川に向かって広がっており、のんびりと川面を眺める休憩スポットになっています。ここにベンチがあれば、最高なんですけどね。このスペースは南北両方の歩道にあります。
おしまい
景色 ★★★★
容姿 ★★
価値 ★
運河の歴史を今に伝える亥之堀橋。橋上からは、江東区らしい景色が楽しめます。清澄白河の深川江戸資料館通りは、東京でも屈指の(?)おさんぽコースです。散策の際はぜひ亥之堀橋まで足をのばして、ちょっと一服いかがでしょうか。アーティチョークのチョコレートドリンクか、ザクリームオブザクロップコーヒーのシングルオリジンあたりを片手に持って。