深川は森下にある江東区芭蕉記念館(こうとうくばしょうきねんかん)。
(山形じゃないですよ。。)
言わずもがな、徘聖(!!!)・松尾芭蕉を記念した館です。芭蕉はこの地にすみ、この深川の地から奥の細道の旅へと旅だったとか。隅田川のすぐ脇、さっぱりとした人通りの少ないロケーションだけど、ご近所には超人気店から穴場まで楽しい&美味しいお店がけっこうあります。
芭蕉記念館までのオススメの行き方と、せっかく来たなら絶対に立ち寄りたいカフェなどのスポットを紹介します!
- 芭蕉記念館へのアクセス ※オススメ
- 芭蕉記念館へのアクセス ※変化球
- 立ち寄り-1「iki ESPRESSO TOKYO(イキ エスプレッソ トーキョー)」
- 立ち寄り-2「カトレア」
- 立ち寄り-3「みのや豆腐店」
- 昼ごはん-1「讃岐うどん こがね製麺所」
- 昼ごはん-2「タベルナ ノーメ」
- 昼ごはん-3「割烹 みや古(かっぽう みやこ)」
- 夜ごはん-1「魚三酒場 常盤店(うおさんさかば ときわてん)」
- 夜ごはん-2「ベッラ ナポリ」
- 夜ごはん-3「清川(きよかわ)」
- ついでに観光-1「江東区芭蕉記念館分館」
- ついでに観光-2 相撲部屋めぐり(錣山、尾車、大嶽、高田川)
- ついでに観光-3「清澄庭園(きよすみていえん)」
- おしまい
芭蕉記念館へのアクセス ※オススメ
「清澄白河駅」から、歩いて約10分
都営大江戸線と東京メトロ半蔵門線の「清澄白河駅」から歩いて向かいます。[A1]出口から地上にあがり、左に進みます。すぐあるのが高橋。潔い手抜きとも思われかね無い名前ですが、歴史は古く、小名木川をまたいで深川を南北につなぐとても大事な橋です。
高橋を渡って100mほど直進し、通りの右側にファミリーマートがある交差点を左折します。(この交差点を右折すると高橋のらくろ〜ド)
左折以降はひたすら、その名も「深川芭蕉通り」をまっ直ぐ。左右にはちらほら下町ならではといった趣の飲食店や町工場が。
桜の名所でもある深川芭蕉通り
深川芭蕉通り沿いにある酒屋さんの店先に酒樽ベンチが並び、さらにその傍には黄金に輝くビールサーバーが!
店先で「TOKYO BLUES」が飲めちゃいます。とりあえず休憩して喉を潤しても、なんら問題ないでしょう。
[萬年橋北]交差点まで到着すれば、目的地まではあとちょっと。右折して1分ほどで芭蕉記念館前に到着です!
深川芭蕉記念館全景。けっこう立派! 建物の向こう側は、すぐ墨田川
芭蕉記念館へのアクセス ※変化球
「森下駅」から歩いて
実は、本当の最寄り駅は「森下駅」。路線は、都営大江戸線&新宿線です。芭蕉記念館まで最短かつ迷わず行くなら、「森下駅」の[A1]出口へ。地上に出て、目の前を走る新大橋通りを左方向(新大橋方向)に進みます。
わしわし歩くと1分ほどでたどり着く[新大橋]交差点をさらに左へ。交差点名は新大橋ですが、通りが曲がっているのと、隅田川を渡るために少し上り坂になっているため、この交差点から新大橋は見えません。(安心してください、芭蕉記念館から見えます。)
新大橋手前の[新大橋]交差点を右折です
ここからはただ真っ直ぐ、3〜4分歩くと到着です!
「浜町駅」から歩いて
都営新宿線「森下駅」のひとつ新宿寄り「浜町駅」。ここから向かう良い点は、芭蕉記念館までの道すがらに必ず隅田川を渡ることになるということです。
[A2]出口から出た後は、浜町公園を通り抜けてすぐの新大橋を渡ってもよし。新大橋の袂から川べりの遊歩道に降り、対岸の森下深川方面を眺めながら清洲橋まで下り、そこから萬年橋経由で向かうもよしです。
夕方以降にこの辺りを歩くと、隅田川と小名木川が合流地点に忽然と照らし出される芭蕉像を拝むことができます。笑
立ち寄り-1「iki ESPRESSO TOKYO(イキ エスプレッソ トーキョー)」
圧倒的なオシャレ。むしろここが第一の目的地で、近くにどこか立ち寄るところはないかしら、という感じで芭蕉記念館への来訪者が増えているとかいないとか。「清澄白河駅」から芭蕉記念館に向かう途中、清洲通りを1本手前で左折(ピアゴの曲がり角)すると、道なりで到着できます。
パンケーキなどのフードも美味しいですが、それなりのお値段。(はいかいちゃんは)気軽に食べられる値段ではないので、オシャレな雰囲気をもぐもぐ味わいましょう。
立ち寄り-2「カトレア」
歴史と伝統を感じない(笑)外観
カレーパン発祥の店。ファンシーで素朴な店構えということもあって、「ホントかな…」と最初は疑っていたけど、どうやら本当のようです(失礼)。明治10年に創業した後、昭和2年に「洋食パン」という名前で「カレーパン」が爆誕しました。実用新案登録もされています。
カレーパン目当ての人は、1日3回(7時、11時、15時)の焼き上がり時間を目指して向かいましょう。
ちなみにはいかいちゃんがカトレアで一番美味しいと思うのは、カツサンド。ぜひお試しあれ。
立ち寄り-3「みのや豆腐店」
この店構え、なんという愛らしさ…
下町ならではの古き良き豆腐屋さん。一階店舗でお豆腐作っている入口付近で、いろいろな種類のお豆腐を販売しています。生揚やよせどうふと言ったものから、”隠れた人気商品”だという生ゆばなど、改めて見るとどれも気になってしまうラインナップ。しかも作り手はすぐそこに。
芭蕉記念館からは徒歩3分ほど。森下駅から向かう場合の道すがら、ちょっとだけそれた裏路地にあります。
手作り感溢れるディスプレイと添え書き
昼ごはん-1「讃岐うどん こがね製麺所」
はいかいちゃんは、讃岐うどん好き。森下に讃岐うどん屋がオープンすると聞いた時はドキドキしました。
店はとてもこざっぱりしていて、美味しい店特有のオーラというものはあまり感じませんが、美味しいです。かけ、ざる、釜たま、釜あげの中サイズは500円、トッピングのてんぷらは一律1個150円という値段設定。東京では珍しく、お持ち帰り(ゆで麺、だし、薬味)もできます。
昼ごはん-2「タベルナ ノーメ」
目印は生ハム(本物じゃないョ)
清澄白河から高橋を越えるとすぐ通りの右側に見えてくる緑の建物。この建物の一角にある、カウンターイタリアン。6席程度と小さいながら、本格的ながらもあまりくどすぎない味付けのパスタがとても美味しい。おこもり感があるから、何時だかよくわからなくなって気がつくと飲んでしまってるタイプのお店。ワインのセレクトも面白い。
店主は付近に住んでいるらしく、客も地元民の常連が多い様子。付かず離れず、とてもよい距離感の中で、運が良ければ近くの穴場情報が入手できるかも。
昼ごはん-3「割烹 みや古(かっぽう みやこ)」
芭蕉記念館から徒歩2〜3分。いかにも老舗といった店構えの、深川めしが名物の人気店。下足番まではいないながらも、店先で靴をぬいで食事をします。
一番ベーシックな深川めしセットは1,500円、そこに天ぷらがついたセットだと2,500円。瓶ビールでも1本頼んだら、2人だと4,000〜6,000円くらい。ちょっと高いかなと思うけれど、「深川で芭蕉所縁の地を巡り、老舗で深川めしを食べて帰る」という1セットの体験と考えると、この店は外せないかも。昔ながらの店の作りはとっても面白いので、値段分満喫する時間があるなら、一度行っておくべきお店かもしれません。
ただ、「行っておくべき店」であるがゆえに超混んでます。どうしても行きたい方は、予約ができる夜の訪問がオススメです。値段もさらにそれなりになりますが。
夜ごはん-1「魚三酒場 常盤店(うおさんさかば ときわてん)」
門前仲町の大人気大衆酒場の支店。清澄通り沿い、「清澄白河駅」と「森下駅」のちょうど中間あたりにあります。安くて、旨くて、下町ならではの雰囲気が◎。東京を代表する酒場のひとつです。
宵の口に入って、魚料理をつまみにお酒を2〜3杯。まだ外が完全に暗くなる前にお暇するのがオツってもんでしょう。
夜ごはん-2「ベッラ ナポリ」
高橋のらくろ〜ドの有名店。ナポリピザの魁として、業界にもその名を轟かしています。人気店なので予約は必須だけど、ある程度時間の融通がきかせられれば入れないということはないはず。とにかくピザが美味しいので、パッと入って、パパッとピザを1〜2枚とワインを1杯飲んで退店、というのもはいかいちゃん的にはオススメです。ピザ以外も美味しいけど、下町に来たらオサケを飲みたいじゃないですか。
ちなみに近所に住んでる人限定の裏技が、テイクアウト。箱代(200円だったかな?)のみ別途支払えば、すべてのピザメニューが持ち帰れます。ピザなんて作り始めればすぐできるので、満席時であっても意外と時間はかからない。超オススメ!
夜ごはん-3「清川(きよかわ)」
「森下駅」から両国方向に2〜3分歩くきます。もんじゃ、お好み焼き、鉄板焼きの店。アットホームな雰囲気だけど、味は普通じゃありません。正直言って、月島にもんじゃ食べ行くなんてアホらしくなるレベル。なにしろ安いし(と言うか月島が高すぎる)。
店名は、女将さんのご出身が浅草の清川とのことで、当然もんじゃも土手を作らない浅草流。カンカンカンカン細かく刻んで決壊しないように土手を拵えるのって、正直めんどくさい。。。 しかも大きなオセンベイだってできちゃう!!!
ちなみにはいかいちゃんが必ず注文するメニューは、砂肝にんにくと焼きそば。作り方にはコツがあるので、優しい女将に頼んでしっかり教えてもらいましょう。忙しくないときは、頼めば全部やってくれます。笑
ついでに観光-1「江東区芭蕉記念館分館」
小名木川と隅田川の交わるのを見下ろすロケーションに分館があります。ぬるっとした等身大?の芭蕉像は日中は陸方向を、夕方以降はなんとぐるりと回転して川方向を向きます。誰に見せたいんだか、ライトアップまでされています。笑
ついでに観光-2 相撲部屋めぐり(錣山、尾車、大嶽、高田川)
清澄白河と芭蕉記念館に挟まれたエリアには、相撲部屋がたくさん。街をあるけば、そこかしこに普段着の力士がいます。特に元寺尾関が親方を務める錣山部屋は、公式サイトやFacebookでの情報発信やイベント開催などに積極的! 今一番気になる部屋です。
ついでに観光-3「清澄庭園(きよすみていえん)」
150円で入園できる、リッパなお庭。鯉がでかい、少し怖い。「回遊式林泉庭園」と言うらしいんですが、とにかく池を囲んださんぽ道を歩いて楽しむことができます。駅から近くて、コンパクトで、どの角度からでもフォトジェニックな写真が撮れる、穴場スポットだと思います!
おしまい
芭蕉記念館がある深川エリアには、歴史を感じられるスポットだけでなく、今話題の最旬スポットも多数あります。うまく組み合わせて満喫すれば、老若男女、あらゆるターゲットに受けのよい土産話をたくさん持って帰れますよ。笑
そもそも父娘のデートで訪れたりとか、とてもいいんじゃないでしょうか。胸熱…
【江東区芭蕉記念館DATA】
定休日:第2・4月曜(ただし祝日の場合は翌日休館)
開館時間:9:00~17:00