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小津安二郎誕生の地|世界的な名監督は深川で生まれ育った!

小津安二郎誕生の地碑 スポット
スポット ムービー

小津安二郎(おづやすじろう)と言えば、黒澤明や溝口健二と並ぶ、国際的にも高く評価されている日本を代表する映画監督。その生誕の地、実は江東区の深川なんです。場所はイースト東京を南北に貫く大動脈・清澄通りのほぼ道沿い。深川1-8-8です。現在もすぐそばにある江東区立明治小学校に通っていたという、筋金入りの深川っ子です。

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小津安二郎の生誕の地はどこにある?

小津安二郎生誕の地碑
清澄通り沿いにたつ小津安二郎生誕の地を示す看板

小津安二郎生誕の地を示す看板は、清澄通りの通り沿いにひっそりと立っています。

清澄通りの真下を走っている都営大江戸線の清澄白河駅と門前仲町駅のちょうど真ん中あたり。目印はすぐ脇にある陸橋です。清澄通りに陸橋はあまりないので、仙台堀川(せんだいぼりかわ)の近くの陸橋を探せばすぐに見つかります。

とは言え、気をつけていないとあっけなく通り過ぎてしまうくらい慎ましやかな存在感。世界に名を馳せる大大大映画監督の生誕の地ですから、もっと力がこもっていても良さそうなものですけどね。
どうでしょうか、江東区さん。

小津安二郎誕生の地

これが目印の陸橋です。

手前側の歩道に小さく見える看板が、それです。小さい!

小津安二郎誕生の地

逆側の歩道から見たところです。

こちら側からだと、目を凝らさないともはや視認できません。うーむ、これはもったいない。

「小津安二郎生誕の地」の看板には何が書いてある?

こんなに存在感の小さな生誕の地に立つ看板ですが。その内容はどうでしょうか。

これは意外とよいのです。小津安二郎監督の生涯のダイジェストが、うまくまとめられています。戦争や、アメリカ映画とのつながりについて触れていないところが少し物足りませんが、この文字数だと十分でしょう。

本当は現地に赴いて読んでいただくのが良いのですが、詣でる人など見たこともないほど地味さ。
わざわざ行きたくなはいけど内容は気になる方のため、書き起こしをしましたのでご覧ください。

小津安二郎誕生の地 (深川1ー8ー8)
 江東区の生んだ世界的映画監督小津安二郎は、明治三十六(1903)年十二月十二日、この地に生をうけました。生家は「湯浅屋(ゆあさや)」という屋号の肥料問屋でした。安次郎が十歳のとき、三重県松坂町に転居、中学校卒業後、尋常小学校の代用教員を一年間務めた後、大正十二(1923)年再び上京、深川和倉町に住み、松竹蒲田撮影所に撮影助手として入社しました。昭和二(1927)年監督に昇進、処女作時代劇「懺悔の刃(ざんげのやいば)」を監督しました。
 その後の小津安二郎監督作品は、「出来ごころ」に代表されるような、下町特有の情緒や人情味が描かれ、またローアングルによる撮影スタイルなどによって、家族の触れ合いや日常生活を端的に描く独特の作風を作り上げていきました。
 昭和三十七(1962)年「秋刀魚の味」を発表、映画人としては初の芸術院会員となりました。この作品が小津安二郎監督の遺作となり、翌昭和三十八(1963)年六十歳で死去しました。
 その作品の価値は死後内外共にいよいよ高まり、世界最高の映像作家として評価されています。

江東区深川・生誕の地にたつ看板より転載

付近にある小津安二郎監督スポット

小津安二郎紹介展示コーナー
小津安二郎紹介展示コーナー

門前仲町の南にある古石場文化センター内には、小津安二郎紹介展示コーナーがあります。残念ながらないぶは撮影禁止なんですが、コンパクトながらいい感じの展示内容です。
小津安次郎監督のアイコンであるピケ帽やデュポンのライターなど、マニアックな名品(?)は必見です!

小津橋
小津橋

古石場文化センターのすぐ近くには、小津橋(おずばし)という橋もかかっています。古石場親水公園にかかっている小さな橋ですが、直接的に小津安次郎監督にゆかりがあるわけではないそうです。

でも、小津安次郎監督の本家筋が関係する橋とのことなので、コアなファンなら一度は渡る価値があると言えるでしょう。ちょっとコア過ぎますね。笑

近くのオススメスポット

小津安二郎監督とはまったく関係ありませんが、近くには魅力的なスポットがたくさんあります。桜の時期はとてつもない景色が楽しめる海辺橋、超実力はのパン&コーヒーショップ、フルーツサンドが絶品のラボラトリーパン屋など。

どこも見逃せない、必寄スポットです。

そして同じくものすごく地味ですが、そこそこ近所にはこんなスポットもありますよ。
あわせてぜひどうぞ。笑

【プロフィール】
はいかいちゃん

30代後半、東京のどちらかと言えば東側で暮らしている美人姉妹の父。それなりに多忙な仕事と育児の合間を縫って、せっせと街や川辺や密林をはいかいしています。好きなモノやコトは、歩く、食べる、酒、旅、買いもの、本、写真、春秋、建物、007、自宅、妻子

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