小湊鉄道(こみなとてつどう)をご存じですか? 誰が言ったか知らないけれど、”東京から一番近いローカル線”として、日帰りでザ・ローカル線!な旅情を楽しめる路線として、細く長く人気を集めている私鉄路線です。そんなおとぎ話に出てくるような小さな鉄道の一駅、小湊鉄道高滝駅に行ってきました。
どこにある? どうやって行く?
そもそも小湊鉄道とは、千葉県市原市のJR内房線の駅・五井駅(ごいえき)から、千葉の内陸に向かって伸びています。
そこから、1両(旅行シーズンは2両)編成のディーゼル車両でどんぶらこどんぶらこと列車に揺られること40分。のどかな車窓にもそろそろ飽きたころ、高滝駅に到着します。
駅に到着、駅前に出てみるとそこは…
まず降りて驚くのが、そのシンプルで簡素な駅舎。
地元以外で高滝駅に向かうのは、だいたい市原ぞうの国か市原市湖畔美術館を目指している方でしょう。
特に都内から訪れる方は、なんとなく簡素なロータリーくらいはあるのではないかと思うわけですが、そんなものありません。小さな駅舎の前には、ただなんでもない何もないスペースがあるのみ。
市原ぞうの国(いちはらぞうのくに)/小湊鉄道高滝駅からシャトルバス(事前予約制!)で約10分
市原市湖畔美術館(いちはらしこはんびじゅつかん)/小湊鉄道高滝駅からタクシーで3分or徒歩約25分!
カワイイ駅舎は、開業当時の面影そのまま
目的に向かう前に、ぜひ足とを止めて、駅を振り返ってみましょう。
そこにあるのは、とても小さくて、今にも壊れそうで、でも長い年月確かにそこにあり続けたであろう、古き良き駅の姿です。
駅舎の脇には、駅舎を紹介する小さな看板が立っていて、そこには「国登録有形文化財(建造物)」の文字が。高滝駅だけではなく、「小湊鉄道駅舎群等」全体ですけどね。
看板にはこうあります。
この趣深い駅舎が、長きにわたって大事に守られてきたことがわかりますよね。胸アツです…
これからも末永く、この風景が続いていきますように…