清澄白河のランドマークとも言える清澄長屋の一角にオープンしたカフェ&コミュニティースペース。1階ではおいしいお料理と各種ドリンク(お酒も)、2階では季節折々のイベントが開催されています。感じのよい女性たちがスイスイと働く気持ちの良い空間です。店の再奥からは清澄庭園の緑もよく見えます。
ハタメキへの行き方(アクセス)
清澄白河駅から徒歩3分
都営大江戸線&東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅の[A3]出口が最寄りです。地上に出たら、すぐ目の前の清澄通りを左(南方面です)に進みます。1分ほど歩くと、通りを挟んで逆側に、清澄庭園の緑を背景にした築90年以上という清澄長屋が見えてきます。
その清澄長屋の一番北側から数えて4軒目が、今回紹介するハタメキです。
目印はその名の通り、白い旗のハタメキです。
営業中は、必ずこの旗が慎ましやかにはためいています。前を通かかってこの旗が出ていると、立ち寄る気はなくてもなんとなくホッとします。旗とは不思議なものですね。
ハタメキってどんなところ?
ハタメキは、2020年6月、第一回目の緊急事態宣言が解除された翌日にオープンしました。正式名称は、「ハタメキ〜くう・ねる・はねる清澄のハコ」。コンセプトは、“広場の真ん中に、一本の杭を立てる”です。
まさに波乱のスタート。コロナ禍という小規模路面店にとっての大逆境の中で、清澄白河という古くて新しい街に旗を立てたわけです。とにもかくにも、頑張って欲しいですね。
広場の真ん中におっ立てた一本の杭(ハタメキ)を中心に、さまざまなコミュニケーションや新しい試みがうまれていくことを企図しているようです。店主(主宰)は、江間みずきさんと俳優・着物コーディネーターを生業とされている方です。
彼女がハタメキをオープンするに至った静かながらも熱い思いが、公式サイトにつづられています。
ハタメキの2階は、着物アトリエemaya。江間みずきさんが、着付け教室など着物に関するさまざまな活動をされているようですね。
ハタメキの店内
ハタメキの店内は、清澄庭園沿いまで細長くスペースがのびています。もちろん特等席は一番奥のテーブル席。清澄庭園の鮮やかなグリーンを視界に入れながら、のんびりと過ごすことができます。
」奥まで進む間にちょっとした段差があり(床下の配管の関係かしら)、段上と段下、そしてキッチンを望むカウンター席にざっくりとスペースがわかれてます。この1階部分もそれぞれレンタルスペースとして活用されていて、「段上だけ」「段下だけ」といった細切れで賃りることができます。
店内の入口付近では、物販スペースもあります。ここでは、主宰の江間みずきさんがセレクトした和小物が、雑多な感じでならべらています。本当に「好きなものを集めてならべたんだな〜」という感じで、とてもよいです。
ハタメキのお料理
ハタメキのお料理は、女優で料理家の太田知子さんという方が考案されています。和食がメインですが、時にどこの料理かよくわわからないトリッキーなものもあり、たまに訪れる分には退屈しない楽しいメニューです。クラフトビールなどのお酒も提供していて、どの料理も意外なほどにお酒にあいます。
むしろ、お酒に合うことを前提にメニューを考えているのではないかと、私は疑っています。笑
定食は大体1200〜1300円程度。セットドリンクは+200円です。メニューは例えば、「塩麹を使っチキンガンボ+みそ玉スープ」「ブリの塩麹漬けソテー+みそ玉スープ」といった感じ。
ケーキやコーヒー&紅茶といった、カフェメニューももちろんあります。
ハタメキのテイクアウトメニュー
テイクアウトメニューもあります。私も一度、TAKE OUT SPECIALを試してみました。
イートインで出しているメニューの詰め合わせですが、自宅で食べてもとてもおいしかったです。そして、やはりとにかくビールにあいます。笑
(塩麹を使ったチキンガンボ+ブリの塩麹漬けソテー+みそ玉スープ)1200円
おしまい
ハタメキをはじめに目にした時に、なんとなく既視感がありました。後ほどなるほどと気がついたのですが、ここは森下にある喫茶ランドリーのフレンドリーショップだったんですね。ハタメキの建物(清澄長屋のリノベーション)を手がけているのも、もちろん喫茶ランドリーをプロデュースしているグランドレベル。街と人とをつなげる試みを、場所の設計段階からの仕込みで実現している建築系ベンチャー。
そんなハタメキをこれからも遠くて応援し続けたいと思います。たまにビールを飲みにいったり。笑
店舗データ
営業時間 11:00〜19:00
定休日 月曜、火曜
Facebook 公式アカウント
Instagram 公式アカウント(江間みずき)