江東区を流れる歴史のある運河・仙台堀川(せんだいぼりかわ)に架かる、清澄橋(きよすみはし)です。清澄庭園&清澄公園の裏手にあり、この橋を渡ると門前仲町に入ったなーと感覚的には思う、そんなロケーションです。清澄白河のオシャレトライアングル至近!
清澄橋上からの風景
橋上から東側を望む
東へとまっすぐに流れる仙台堀川と桜は、最強の組み合わせです。マリアージュってやつですね。
左側に見える、上部のガラスが特徴的な建物は、ヨーガンレールの本社ビル。かの有名な社員食堂は、このビルの2階にあるのだそう。花見しながらの仕事やランチ、羨ましすぎです。
隣は海辺橋(うみべばし)。こちらが上流なのですが、なぜ海辺。
橋上から西側を望む
右に少し見える木々は清澄公園、左に見える青い屋根が特徴的なマンションは秀和清澄レジデンスです。
隣に見えるのは清川橋(きよかわばし)ですが、仙台堀川としてはその奥でおしまい。ここから先は、清澄排水機場、そして江東区の水門管理センターを経て、地下で隅田川に流れ込んでいきます。隅田川の手前には、幻となった上之橋の遺構も残っていますよ。
清澄橋がある風景
桜はまだ蕾…
なんてことのない橋なのですが、桜の化粧をまとった春は、風情豊かな表情を見せてくれます。流れがとても穏やかなため、周囲の景観が映りこむ特徴的な川面までピンク色に染め上げられます。
欄干には江戸切子をイメージさせるような装飾がされており、西日によって歩道に映し出される影も風情があります。
清澄橋にまつわるあれこれ
夢の様な、桜並木のトンネル
素朴な手作り?看板(笑)
清澄橋の南詰には、川沿いにまっすぐのびるその名も「芭蕉俳句の散歩道」の入口があります。道沿いには、芭蕉が「おくのほそ道」で詠んだ俳句が書かれた木製の看板が等間隔で並んでいます。
もし芭蕉が春の仙台堀川を歩いたら、どのような言葉が生まれたのか、興味は尽きません。
おしまい
景色 ★★★★★
容姿 ★★★
価値 ★★
「清澄」という駅名にもつく地名を冠した橋ですが、表通りから少し入ったところにある清澄橋。普段は抜け道的な使われ方をする橋ですが、春の季節は一躍主役に躍り出て、橋の上から写真を撮る多くの人手賑わいます。そういう生き方も、いいですよね。
行き方(アクセス):各線「清澄白河駅」から徒歩10分、各線「門前仲町駅」から徒歩10分