JR王子駅のすぐ脇にある飛鳥山公園(あすかやまこうえん)は、近代日本の資本主義の父とも言える渋沢栄一ゆかりの地。園内には渋沢栄一ゆかりのあれこれが点在していますが、やはり銅像もあります。でもとても地味で、公園再整備までは誰もたどり着けないような奥の奥にありました。今は結構みやすいといころにあります。
飛鳥山公園の南西の端、渋沢栄一記念財団が管理する青淵文庫(せいえんぶんこ)と晩香廬(ばんこうろ)のあるエリアの端に、つつましやかに、それでも堂々としたポーズで建(立)っている渋沢栄一像です。
身長は当時としても小さな150cmそこそこしかなかったと言われていますが、堂々と胸をはり、前を見据えて屹立しています。
渋沢栄一の視線の先にあるのは、晩香廬(ばんこうろ)です。
77歳(喜寿)のお祝いに清水建設が贈ったという洋風の茶室が晩香廬。このときは中に入ることができませんでしたが、今から100年以上も前(1917)に作られた建屋は、栗材を用いて丹念に作られ、暖炉・薪入れ・火鉢などの調度品、机・椅子などの家具にいたるまで、心配りが行き届いておりとてもすばらしいです。すぐ隣に建つ青淵文庫(せいえんぶんこ)と共に、国指定の重要文化財にもなっています。
こちらが青淵文庫(の側面)。石造?のとても重厚感のある建物です。
Googlemap上には渋沢栄一像のポイントが落ちていなかったので、晩香廬から拾っておきます。
以下は、銅像の台座に打ち付けられた金属製のレリーフです。読んでいません。笑