昨冬の終わり(2019年2月)、岡山へ出張はいかい(家族旅行…)に行って参りました。
当然立ち寄った倉敷のマジカルパントリーこと平翠軒(へいすいけん)で 、ある調味料に目が釘付け。お土産にぴったりでパッケージもカワイイ、吹屋の紅てんぐ 柚子唐辛子です。人にあげるのがもったいなくなって、結局自宅で開けちゃってますが。笑
思わず目が留まる、目力(めぢから)強めのパッケージ
右が紅てんぐ、お隣は紅だるま
店内でなにやら視線を感じてそちらを見ると、低いところから瞬きもせずこちらを見ていた紅てんぐ(と、紅だるま)。
思わず近づいて手に取ると、パッケージに備中高梁 吹屋の紅てんぐ 柚子唐辛子の文字。柚子唐辛子! 即座に購入決定です。
実はわたくし、柚子胡椒を筆頭に、柚子が香る食べ物や調味料にめっぽいう弱いんです。さらに、デザイン(特に見た目…)が良いとなると、買わない理由がありません。
後から知ったんですが、この紅てんぐ(と、紅てんぐ)のイラストとパッケージをデザインしたのはCOCHAE(コチャエ)という、岡山で活動するデザイン・ユニット。紙モノ、特に折紙を中心に魅力的なプロダクトを量産中のようです。
岡山で見た山方永寿堂のきびだんごも、COCHAEのお仕事でした! ステキです。
ちなみにはいかいちゃん家は、五味太郎さんのイラストにひかれて、廣榮堂さんのきびだんごを選んでしまいましたが。笑
紅てんぐの里、備中高梁 吹屋
商品名から想像するに(と言うか書いてある)、紅てんぐが作られているのは備中高梁の吹屋というところのよう。
岡山県高梁氏の吹屋地域は、石州瓦とベンガラ漆喰壁が織りなす、赤い町並みが広がっているステキなところです。
販売元は佐藤紅商店。そのシックなネーミングや備中高梁という所在地から、かなりの老舗をイメージしましたが、なんと創業は2015年。
いいじゃないですか。「自分が分からないものは使わない」、当たり前のようですが、実はなかなか難しいことです。口に入るものなので、とても安心感がありますよね。
高梁産の赤唐辛子と柚子で作られた紅てんぐ。
名前の由来は、高梁市にある樹齢1200年の「祇園の天狗大杉」で羽を休めたと伝わっている鳥天狗。その伝説の天狗が届ける地域の素材で作られた柚子唐辛子、食べてみたいと思いませんか?
柚子唐辛子、どんな味?
見た目的にはタバスコのような感じですが、柚子酢を使っているところが決定的に違うところです。
柚子酢とは、柚子果汁そのもののこと。紅てんぐは、その柚子酢と吹屋で栽培された赤唐辛子を混ぜて作られています。確かに紅てんぐ、ピリピリする刺激的な辛さはありつつも、スーっと鼻に抜ける爽やかさがあります。柚子果汁の仕業ですね。
本当にその土地ならではの素材で生み出された味、お土産にピッタリ。
公式サイトには、洋食、中華、刺身など、多くの食材&料理に合うと書かれています。万能調味料ですね。
特に定番は、うどん・そば・ピザ・餃子・焼鳥、チャーハン、などなど。
我が家ではまず、定番メニューの中に紹介もあった、シュウマイで試してみましたが、おいしかったです!!! 柚子酢こと柚子果汁がかなり効いていて、そのままちょっとつけても、しょう油にといても、普段とは違う爽やかな辛味が楽しめました。
これからいろいろな料理に合わせてみるのが、とても楽しみです!
販売元/公式サイト
おしまい
佐藤紅商店の紅てんぐ、味もかなり満足&作り手への好感も持てる、レベルの高い岡山産品です。誰かへのお土産にはもちろん、ぜひ自宅用にも連れて帰って、あれやこれやに活用してみてはいかがでしょうか。その際はぜひ、紅だるまちゃんもご一緒に!
おまけ
こんなディテール、ちょっと嬉しいですよね