登別の大湯沼(おおゆぬま)は、同じく登別の地獄谷と同じく、日和山の水蒸気爆発によって形成された爆裂火口跡にできたもの。周囲は約1kmとそんなに大きいものではありませんが、青みがかった白濁湖面(沼面?)からもうもうとあがる湯気はなかなかの迫力です。
とは言え一見とても穏やかな様子なので「ほんとうに熱いのかな?」なんて思うと大火傷をします。実際に、かつて少年隊の植草克秀さんが、ドラマの撮影時にうっかり大怪我を負ったとか。
噴出時点では約130度、表面でも約50度ほどはあるというから注意が必要です。鳥とかうっかり降りてしまったりしないのかしら。。。
大湯沼には奥の湯もあります。
これが何かはよくわからないのですが、、、Oku no Yu としっかり外国人観光客にもアピールしているくらいなので、見逃すわけにはいきません。
大湯沼の周囲に広がる登別原始林は、国指定の天然記念物に指定されています。
北海道中帯南部の植物区系を代表する学術上たいへん貴重な天然林であるとのことで、ミズナラなどの樹木約60種、草木類約110種の計170種類の植物が確認できるそうです。ふむふむ。
左奥に見えるのが、大湯沼から登別の各温泉施設へとつながる温泉パイプライン。ここからさまざまな泉質をもつ“登別の湯”が運ばれていっているんですね。各施設ごとの場所で、地下から汲み上げているんだと思ってた!!!
こちらは大湯沼の駐車場から車で5分ほど山を登ったところにある日和山展望台からの眺め。
冬で木々の葉が落ちるとキレイに大湯沼が見えるとのことでしたが、この日は残暑激しい9月のはじめ。う〜む。。。
でもこんな感じで、日和山山頂付近から立ち上る、かつては太平洋からもみえていたという噴煙をクリアに拝むことができました。
この噴煙は、かつて太平洋をゆく船舶が、天気の判断につかっていたのだとか。
さて、次はいよいよ大湯沼天然足湯についてです。最初はかなり軽んじていたので、しっかりと道中&現地の写真をおさえていないことが口惜しいけれど、ある限りの写真を使って詳報します。最高でしたよ!