富山県内でいまちょっと熱い人気エリアと言ったら、ちょっとアンテナの高い人は「岩瀬」と答えるそう。江戸時代後期から明治時代にかけて北前船の交易で栄えた… なんていう日本海沿いの街にありがちなレトロな魅力に加えて、最近おしゃれな店がポコポコできているらしい。その中でも一番私が気になっていたKOBO Brew Pub(コボ ブリュー パブ)に行ってきました。店に入ってびっくり!サプライズに溢れたレトロ&フューチャーなクラフトビアパブです。
岩瀬エリアへのアクセス(行き方)
岩瀬エリアへは、富山駅からポートラム(路面電車)の富山港線で約20分。線路と距離が近い車窓を眺めていると、あっという間。
岩瀬エリアにアクセスするには、わずかに競輪場前駅が近いけど、おすすめはそのひとつ富山駅寄りの東岩瀬駅。旧富山港線時代からの残る唯一の駅舎が残っており、岩瀬エリアのとてもよいゲートウェイになっています。
ちょっと時間に余裕がある人は、富岩水上ラインの利用もおすすめ。“世界一のスタバ”があることで有名な、富岩環水公園から利用できます。環水公園から岩瀬までは片道70分(1700円)。路面電車よりは随分値が張るけれど、北前船に思いを馳せながら船で向かうと言うのも、なかなか乙なもの。
宿泊するなら、絶対に船でいきましょう。
KOBO Brew Pub(コボ ブリュー パブ)はどこにある?
肝心のKOBO Brew Pubは、岩瀬エリアの中心にして最深部。
岩瀬エリアを見て回るのに欠かせないのが、2つの北前船の船主・廻船問屋「森家」と「馬場家」。この「馬場家」の敷地内にある米倉を改装してできたのが、OBO Brew Pub。岩瀬では最高の立地といっても過言ではありません。なにろし、馬場家をじっくり見ているうちに、いつのまにかKOBOに入ってしまうのですから。
KOBO Brew Pub データ
競輪場前から徒歩14分、東岩瀬駅から徒歩18分
営業時間 11:00〜18:00
定休日 火曜
TEL 080-3047-9916
米倉に入るとそこは、、、
店内はバーン!と広がる1ルーム空間。天井が高くて開放的!
そしてなにより蔵中心部に聖域のように据えられた醸造ルームの存在感がすごい!醸造ルームを囲むようにして、客席と販売カウンターが設置されています。どこにいても目に飛び込んでくるガラス張りの醸造ルームは、KOBO Brew Pubのシンボルです。
長いテーブル席もよいですね。ここにズラッと並んで宴会したい。ビールガブガブ飲みたい。
ちょうど岩瀬エリアも参加した富山県各地をつないだアートフェスをやっていた時期に訪れたので、店内には前衛的なアートが飾られていました。
でも、アート作品に建物が全然負けてない。すごい。
米倉だった名残はふんだんに残されています。
醸造ルームを覗き込む。
しっかりと衛生管理された樽の神々しさよ…
もちろんビールをいただきました
飲み比べセット!
はじめて訪れるクラフトビールのバーでは、こんな感じのテイスティングセットを注文するのが鉄則。この代表的な4種類であるはずのビールを飲んで、好みの1品や全体的なクオリティを探るのです。
この日のセットは、馬場ヴァイツェン・ドラゴンエール・バイバイサマーIPA・コーヒースタウトの4種。バイバイサマーIPAがうまかった。全体的にはそれぞれトリッキーな感じで、何杯でも飲みたい!という感じではなかったかな。旅先のお昼に楽しむにはとっても良い感じ。
ちなみにテイスティングセットはもう1種あって、そっちはもう少しオーソドックスなラインアップ。シンプルなだけに、もしかしたらこちらの方がクオリティが安定していて美味しいのかも。笑
あんまりお腹減っていなかったけど、せっかくなのでフライドポテトだけいただきました。そりゃ美味しかったですよ。
壁付サーバーっていいよね。
最近「熱い!」と地元で言われいてる岩瀬エリアのトレンドセッター、KOBO Brew Pub。岩瀬エリアを訪れた際には、ぜひとも立ち寄ってほしいおすすめスポットです。
ビールが美味しいことはもちろん、体験としてとても素敵な空間でした。店の中も、店の外も、どこでも映える優秀な観光スポットでした。